慢性鼻炎・冷え症・ドライアイ・近眼、数年前からは老眼に…虚弱体質人間の病気の治療日記

塩分の取りすぎは高血圧+胃がんの発ガンリスクも高める-がん予防の生活習慣

塩分の取りすぎは高血圧+胃がんの発ガンリスクも高める-がん予防の生活習慣 目次:

塩分の取りすぎは高血圧+胃がんの発ガンリスクも高める
塩分が胃の粘膜の炎症を引き起こすことで胃がんの発ガンリスクを高める
疫学調査でも明らかな塩分の胃がん発ガンリスク
高血圧の治療・予防サプリメントは胃がん予防にならない=塩分控えめの食事に改めるしかない
野菜・果物中心の食習慣も胃がん予防になる

塩分の取りすぎは高血圧+胃がんの発ガンリスクも高める:

少し前のNHK『きょうの健康』で「がんを予防する生活習慣」と題して、科学的根拠(エビデンス)に基づいた癌の発症リスクを抑える生活習慣が紹介されていました。
番組では癌の発症リスク(発ガンリスク)を抑える効果の期待できる生活習慣がいくつか紹介されていましたが、その中で目を引いたのが塩分控えめの食事という項目でした。

塩分が胃の粘膜の炎症を引き起こすことで胃がんの発ガンリスクを高める:

塩分と聞きますと真っ先に思い浮かぶのが高血圧ですが、その塩分が発がん性物質でもあったとは驚きです(@_@;)
塩分の取りすぎが高血圧のみならず胃がんの発ガンリスクをも高めるのだそうです。
解説によれば塩分が直接、胃の粘膜に触れることで炎症を引き起こし、それが胃がん発症の原因となるとのことでした。

疫学調査でも明らかな塩分の胃がん発ガンリスク:

塩分と胃がんの発ガンリスクとの因果関係は疫学調査からも明らかで、塩分摂取量が多い国・地域ほど胃がんの発症率が高くなることが知られています。
たとえば日本の東北地方や韓国では胃がんの発症率が大変高く、同じ日本でも塩分摂取量の少ない沖縄では胃がんの発症率は低く、また唐辛子の摂取量は多くても塩分摂取量は少ないタイなどの東南アジアでは、胃潰瘍・胃炎の患者さんは多くても胃がんの患者さんは少ないそうです。

高血圧の治療・予防サプリメントは胃がん予防にならない=塩分控えめの食事に改めるしかない:

では胃がんの予防についてですが、これについてはたとえば高血圧の治療・予防を目的としたサプリメントなどはほとんど効果が期待できないと考えられます。
なせならそれらのサプリメントには塩分の吸収を阻害したり排泄を促進することで血圧を下げる作用はあっても、それ以前の段階である塩分が胃の粘膜を刺激し炎症を引き起こすことを予防することはできないためです。
したがって塩分による胃がんの発ガンリスクを下げるためには塩分控えめの食事に改めるのが最も有効な予防方法であると考えられます。もちろん塩分控えめの食事は高血圧の治療・予防にも大変効果的です。

野菜・果物中心の食習慣も胃がん予防になる:

次善の策として(これも番組で紹介されていましたが)野菜や果物を中心とした食習慣も胃がんの予防に有効と思われます。
これは野菜や果物に豊富に含まれるファイトケミカル(数千種類あります)の多くに、傷ついた細胞を修復したりあるいはがん細胞の増幅を抑える作用があるためで、この効果は胃がんに限らずすべての癌に対して有効と考えられています。
ただし野菜・果物中心の食習慣とは菜食主義を意味するものではありません。むしろ完全な菜食ではビタミンB12などの栄養素が不足してしまいます。
野菜・果物中心の食習慣とは具体的には野菜・果物あわせて一日400g取れるような食習慣が推奨されています。
胃がんの(初期)症状・治療・手術 解説本
胃がん・高血圧の予防・治療効果を高める↓
塩分控えめ食品・食事☆通販

簡単&おいしい☆塩分控えめの食事メニュー レシピ(作り方)本♪




この記事を書いた人
SNSでフォローする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です