朝起きると寒気がし、時間が経つにつれ悪寒と呼べるほどの激しい寒気に変わっていきました(@_@;)
私は元来冷え性のため、冬が近づくにつれそれなりに寒気を感じますが、この日の寒気は度を越えていました。
先月引いた風邪の寒気の症状に似ているので、今回の寒気も風邪の症状のような気がします。
なお寒気がしても発熱はありませんでした。風邪を引いても滅多に発熱しないのは後述するように虚証の体質だからと思われます。
さっそく漢方薬のサンワロンM 麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)を飲みました。前回の風邪の引き始めのときに飲んでとてもよく効いた漢方薬です☆
風邪の症状に効く漢方薬といえば葛根湯がよく知られていますが、風邪に効く漢方薬は葛根湯ばかりではありません。証(漢方の体質の概念)により様々な漢方薬が用意されています。
上述の麻黄附子細辛湯は、虚証の体質の人で、特に寒気が強い症状の風邪に効果が高い漢方薬とされています。
一方の葛根湯は実証と呼ばれる体質の人向けの風邪の漢方薬です。
私のように冷え性や疲れやすい(虚弱体質の)人は一般的に虚証の体質と考えられますので、そのような方の風邪には葛根湯よりも麻黄附子細辛湯の方が効果が高いはずです。
ただし麻黄附子細辛湯の効果は風邪の引き始めの2~3日のみ(最長でも5日間)で、それ以降も症状が治まらないときには別の虚証の人向けの漢方薬に切り替える必要があるとされています。
(これは麻黄を主成分とする漢方薬に共通していえることです)
※なお麻黄附子細辛湯に含まれる麻黄(エフェドリン)は、ごくまれに肝機能障害・血圧上昇・頻脈・胃腸障害などの副作用を引き起こすことがあるため、高血圧や心臓・肝臓・胃に障害のある人は服用してはならないとされていますし、黄疸の症状が表れる場合もあります。
また上述の疾患のない場合でも、実証の方が麻黄附子細辛湯を服用すると副作用のリスクを高めます。
さらに虚証の方であっても長期間の服用は同様の副作用を生じる可能性があります。
詳しくは最寄の漢方薬局などでご相談ください。
また寒気を和らげるために食事療法としてタイ料理ピッチーファーでタイのお粥定食を食べました。
生姜(ショウガ)のスライスと胡椒(コショウ)がたっぷりと入れられた、とても体の温まる料理です♪
しかし普段食べると大量発汗するほど発汗効果の高い料理も、この日は汗一つ出ません…それほど寒気が酷いのでしょう(T_T)
その後、スターバックスでチョコレートトリュフ(ココア)に生姜パウダーを入れて飲むと、やっと寒気は治まりました☆
※主観的には緑茶や紅茶などよりもココアの方が風邪に効くような気がしますし、テレビなどでもときどきそのような番組を目にしますが、現段階ではココアの抗細菌・抗ウイルス作用については必ずしもエビデンス(科学的根拠)が立証されるまでには至っていないようです。
漢方薬 麻黄附子細辛湯☆通販
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服薬量を調節できる錠剤タイプの方がお勧めです☆
ちなみに私は三和のサンワロンMという錠剤タイプの麻黄附子細辛湯を飲んでいます。
漢方薬 麻黄附子細辛湯の効能・副作用 解説本
P.S. その後も寒気など風邪の症状が治らないため、漢方薬を麻黄附子細辛湯から真武湯に変え、またオステオパシーという整体の治療を受けました。
関連ブログ:寒気@漢方薬 真武湯・オステオパシー整体で風邪治療
また麻黄附子細辛湯は寒気を伴う風邪だけでなく、冷え性体質の人の花粉症などのアレルギー症状の治療にも効果的です☆
関連ブログ:麻黄附子細辛湯☆冷え性体質の花粉症・アレルギー症状の漢方薬治療