2010年3月9日
父が緊急入院…胃にできた腫瘍が原因で胃の動脈が破裂したとのこと。幸い医療用クリップで動脈の出血はストップ。今回は大事を取っての入院だそうだ。
帰省した翌日、病院へ見舞いに行くと思ったより元気そうなので、ひと安心☆
そこへ内科の先生がいらっしゃる。
「では皆さん、お話がありますので診察室へお越し下さい。」
(ん? ちょうど経過報告の日だったのかな?)
父も含めて家族4人で話を聞く。胃の動脈破裂からこれまでの経過報告。要約すると「動脈からかなりの量の出血があり危険な状態だったが、幸いクリップで止血することができた。出血した時は血の海で判らなかったが、止血してからの内視鏡検査(胃カメラ)で胃の上部に気になる形の腫瘍が見つかったため生検*にて再検査し、先ほど検査結果が出た。」とのこと。
*組織の一部を直接切り取って検査することです。
「胃ガンです…」
(え? これって、まさかガン告知? こんなにあっさりと告知していいの? それも患者本人の目の前で…)
胃ガンと知らされた父も落ち着いている…
ガン告知はテレビなどで必ず重いテーマとして扱われている…なのに、ここでは実にあっさりとガンが告知され、それを聞いた本人にも動揺した素振りは見えない…これがガン告知の現実なのだろうか…
今後は「ガン転移の有無」や「体力」などをチェックした後、手術によるガン組織の切除を第一優先に治療を進めるそうです。他の組織にガンが転移していなければ、やはり手術が一番確実でしょう。
ガン告知に関する本