2013年7月10日
テレビ東京「話題の医学」で骨粗鬆症が取り上げられていました。
その中で、骨粗鬆症の患者さんの「生活暦が骨粗鬆症に与える影響(具体的には骨折リスク)」の臨床データが紹介されていました。
※いずれも、そうでない方に比べての骨粗鬆症発症後の骨折の可能性の高さを示しています。
骨折リスクの要因 | 骨折リスク |
不眠症 | 1.56 |
あまり日に当たらない | 2.78 |
母親に骨折暦 | 3.42 |
過去の骨折暦 | 4.95 |
日常活動の低下 | 5.19 |
骨の成長を促す成長ホルモンは睡眠時に最も多く分泌されます。
カルシウムの吸収を助ける活性化ビタミンDの生成に日光が関わっています。
骨折のしやすさは遺伝する…
骨への適度な負荷も睡眠同様、成長ホルモンの分泌を促します。適度な活動・運動の有無が骨粗鬆症を発症した際の骨折リスクに一番影響を与えるようですね。
一番驚いたのがこれです。よく「骨折した骨は強くなる」と聞きますがデータを見る限り、骨粗鬆症に罹り骨密度が低下すると逆に骨折リスクが5倍も高まっています(@_@;)
調べてみると、骨折したことで骨の強度が増す「可能性」があるのは若い方の場合であって、骨粗鬆症を発症する年齢では「まず起こりえない」現象のようです。
「骨折した骨は強くなる」は定説とはほど遠いみたいです…
骨粗鬆症 予防・治療ガイドライン
骨粗鬆症の予防・治療に役立つ本
骨粗鬆症の予防に効くとされる食事
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