自閉スペクトラム症の人の知覚過敏の特徴が周知され偏見が少なくなることを期待

NHKの番組で自閉スペクトラム症の知覚過敏を特集

先日、NHK総合のNHKスペシャルで「発達障害~解明される未知の世界」という番組が放送されていました。
番組では発達障害の中でも特に自閉スペクトラム症*の人々に、光や音への過敏性など知覚の問題が生じる傾向があり、そのことが当事者の方が生活に支障を来す一因になっていることが報じられていました。

*従来は「自閉症スペクトラム」という用語がよく用いられていましたが、DSMの改訂(DSM-5)以降は「自閉スペクトラム症」という用語の方が定着して来ているようです。

補足)その後、同局の「あさイチ」でも発達障害が取り上げられ、自閉スペクトラム症の人は触覚にも過敏性が見られ、そのことが一見「食べ物の好き嫌い」のように思える症状を生み出していることが報じられていました。
シリーズ発達障害 自分の”苦手”とどうつきあう?|NHKあさイチ

自閉スペクトラム症の人の知覚過敏の特徴が周知され偏見が少なくなることを期待

これらの番組を拝見して思ったのは、このような自閉スペクトラム症の知覚過敏の情報が社会に広まっていけば、発達障害に対する誤解や偏見が少なくなるのではないかということです。

発達障害とは脳の機能障害が強く示唆されている疾患です。これは「心の病」とも称される心因性の疾患ではなく生理学的な原因により生じるものであり、さらには養育環境による影響からではなく先天性の疾患であることを意味しています。

しかしこの発達障害の特徴は今日でも十分には理解されておらず、その結果症状の似ているパーソナリティ障害と同じようなイメージで見られてしまっているように思えます。

ですが今回のような自閉スペクトラム症の人の知覚過敏という身体的な特徴に関する情報が周知されていけば、これまで「性格の問題」と思っていた人が考えを改めるきっかけになるのではないかと期待しています。

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