対人恐怖症と自己愛性人格障害

対人恐怖症と自己愛性人格障害との類似点:

自己愛性人格および自己愛性人格障害の人々は「他人の目に自分がどう映っているかで頭がいっぱい」の傾向があります。これは、他人の評価(他者評価)が(自己愛性人格の人々にとっては)自尊心と直結しているからです。すなわち自己愛性人格の人々にとって、自尊心が高まるのも失うのも「すべては他人の評価次第」なのです。
そのため、他人の目にことさら敏感にならざるを得なくなります。
一方、対人恐怖症は一般的に「他人に自分がどう見られているかにこだわりすぎることが原因で生じる病気」と理解されていますが、これは上述の自己愛性人格(障害)の人々の特徴と酷似しています。
したがって他の人格タイプの方以上に自己愛性人格の傾向を強く持つ人々は対人恐怖症を発症しやすいのではないかと考えられます。
※「人格障害の定義」「自己愛性人格障害の定義」についてもご一読ください。

対人恐怖症の治療本

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