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理不尽な要求への激しい苦痛と怒り・恨み-自己愛性人格障害の治療

理不尽な要求への激しい苦痛と怒り・恨み-自己愛性人格障害の治療 目次:

自己愛的な欲求不満の心理へのさらなる自己洞察
当然の権利を奪われることへの激しい怒り・恨み
自己愛性人格障害の理不尽な要求への激しい怒り・恨み

自己愛的な欲求不満の心理へのさらなる自己洞察:

自己愛的な欲求不満・葛藤と罪悪感の抑圧-自己分析・治療で洞察された「コーヒーを飲んでいる時間がない」という他人から見れば些細なことに対して、自分の何か大切な権利が奪われたかのような欲求不満ぶりは、その後の自己洞察から自己愛性人格障害の人の特徴の一つとされる些細なことに対する激しい怒りの感情と関係しているように思えてきました。

当然の権利を奪われることへの激しい怒り・恨み:

他人から見れば「たかがコーヒー」のことが、何か「かけがえのない」あるいは「当然の権利が奪われた」かのように感じられるとすれば、そこには相当の我慢や妥協を強いられたとの感覚が生じるはずです。
またそれと同時に(自己愛性人格障害の方から見れば)理不尽な要求を強いる相手(場合によっては社会)への激しい怒りや恨みが生じてもおかしくありません。

自己愛性人格障害の理不尽な要求への激しい怒り・恨み:

おそらく自己愛性人格障害をはじめとした自己愛の強い(自己愛障害の)方は、ご自身の欲求を諦めることに対して非常に敏感であるためにそれが耐え難い苦痛として感じられるのではないでしょうか。
またその結果、その耐え難い苦痛をまったくもって理不尽に強いてくる相手や場合よっては社会全体に対しても激しい怒りや恨みの感情を生じるのではないかと考えられます。
周囲の人の目には、自己愛性人格障害の方が些細なことに対しても怒りを顕わにする堪え性のない人に映るとしても、自己愛性人格障害の方の立場に立てば、それは堪え性がない証ではなく、耐えられないほどの苦痛を感じていることを意味しているように思えます。
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