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投影の防衛機制による逆転移

逆転移:

以前のクライエントさんとの心理カウンセリングでの出来事です。クライエントさんを待つ間不安や緊張が収まらないため、目を閉じてそのクライエントさんとの心理カウンセリングの様子をイメージ*したところ…何とクライエントさんの顔を思い浮かべることができません(@_@;)
さらに代わりに思い浮かべたのが以前に上の階に住んでいた住人の方の顔だったことに愕然としました。見事な逆転移です(@_@;)
*スポーツ選手がよく行うイメージトレーニングのようなものです。

投影の防衛機制による逆転移:

実際にクライエントさんにお会いしますと、たしかにその方の面影がありました。つまり住人の方のことをクライエントさんに投影して(重ね合わせて)いたのです…
しかしいくら似ているとはいえ、毎回1時間以上も面と向かって話をしている方の顔を思い出せないとは、心理カウンセラーとして恥ずかしい限りです(T_T)
なお逆転移は今回のケースが初めてではありません。ただしこれまでの逆転移はどちらかといえば自己愛(ナルシシズム)が原因で不用意に直面化*してしまうことなどが中心でしたが、今回のように投影の防衛機制を伴った逆転移は初めての体験でした…
*クライエントさんの考えよりも自分の解釈の方が正しい(=自己愛的な錯覚)と確信し、その結果「早くクライエントさんに真実に気づいて欲しい」と思い行ってしまう介入。
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