NO IMAGE

アンダーラインへの完璧主義@自己愛性人格障害

自己愛性人格障害の完璧主義:

うつ病治療の病院探し@自己愛性人格障害の完璧主義」でも触れましたように、私には物事を全か無かの両極端で捉える完璧主義の傾向があります。
この完璧主義は、例えば「読書の際の重要な箇所にアンダーラインを引く行為」にも、その一端を垣間見ることができます。

完璧なアンダーラインへの囚われ…

子供の頃から私は文字や線の擦れが気になり、それをキレイに直さずにはいられませんでした。この習性は、大人になってからの「読書の際アンダーラインを引く行為」において、さらに複雑な儀式へと発展していきました。
アンダーラインの擦れを直すことに加え、アンダーライン自体も重要度や長さに合わせて6種類に分けて引かれるようになりました。重要な箇所にアンダーラインを引くだけに飽き足らず、さらに重要度をランク付けせずにはおけなくなってしまったのです…

自己愛性人格障害のランクへの囚われ:

「重要度のランク付け」は、同じく自己愛性人格障害の人々の特徴を示す次の引用を思い起こさせます。
自己愛的な人は自分が直面するどんな事柄に取り組む際にも絶えず順位を付けたがる。「一番の」名医は誰? 「最高の」幼稚園は? 「もっとも厳格な」訓練を施してくれるはどこ? といった具合である。他と比較したときの評判はどうかという関心が勝って、現実的な利点や不都合などは完全に無視されてしまう…(パーソナリティ障害の診断と治療 P.203)
引用例とは異なっていますが、私の「アンダーラインへの囚われ」は「ランクへのこだわり」が形を変えて現れたもののような気がします。

アンダーラインへの完璧主義の別事例:

余談ですが「アンダーラインへの完璧主義」は、別の形をとる場合もあります。私がお見かけした方は、アンダーラインを「定規を使って真っすぐに引く」ことに囚われていました。その方の「全神経を集中して」アンダーラインを引く様は明らかに儀式化しているように見えました。
※行動の儀式化は強迫性人格障害の人々にも見られる特徴で、行動の儀式化が際立っている場合には自己愛性人格障害よりも、むしろ強迫性人格障害の方が疑われます。
完璧主義 心理的考察本リスト
※「人格障害の定義」「自己愛性人格障害の定義」についてもご一読ください。

NO IMAGE
最新情報をチェック!