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抑うつ型自己愛性人格障害の理解@才能ある子のドラマ/アリス・ミラー

自己愛性人格障害の二つの面:

自己愛性人格障害の定義」でも触れましたように、自己愛性人格障害の人々の中には表向き誇大的・尊大な態度が目につく方と、抑うつ型傾向が目立つ方とがいらっしゃいます。
自己愛性人格障害の誇大的・尊大な一面については、これまで多くの心理療法家・研究者によって分析がなされ、多数の本が出版されてきましたが、自己愛性人格障害のもう一つの面の抑うつについて扱っている本は非常に少ないように感じます。

才能ある子のドラマ/アリス・ミラー:

心理療法家のアリス・ミラーは、精神分析の立場から一貫して抑うつ型自己愛性人格障害の研究をされてきた方です。日本でも多くの著書が翻訳されています。
そこでは(ご本人が抑うつ型自己愛性人格であることが影響しているのかもしれませんが)抑うつ型自己愛性人格障害の特徴や、そうなるに至った環境要因が「愛情を持って」綴られています。
なかでも『才能ある子のドラマ(旧題:子供時代の囚人)』は主にお母さん向けに書かれた本のため、精神分析の知識がなくても理解できる内容となっています☆
自己愛性人格障害の抑うつ面の理解、また子育ての参考本としても、ぜひご一読をお勧めいたします☆
※「才能ある子のドラマ」はインナーチャイルド思想の原点とも言われています。
新版 才能ある子のドラマ―真の自己を求めて/アリス・ミラー著
アリス・ミラー その他の翻訳本リスト
人格障害の定義についてもご一読ください。

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