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自己分析による症状の発症

症状発生の原因:

ここ数ヶ月間というもの、うつ病パニック障害睡眠障害嘔吐恐怖症失禁恐怖症など、様々な心の病気に見舞われてきました。
このことで最近ふと、しかしとても重要なことに気が付きました。
一連の心の病気のうち最初の症状発生は、心理カウンセリングのトレーニング中にスーパーバイザーの言葉に傷つき重度の抑うつ症状に陥るというもので、その後は外食時に急に嘔吐恐怖に襲われ、気が動転してパニック発作にまで至るなど次々と症状を発症していきました。
これまでは症状が出る度に、原因と思われるストレス因子を考察していましたが、そもそも、なぜ急にそれらのストレスに対して弱くなった(ストレス耐性が低下した)のか? についてはあまり深く考えていませんでした。

自己分析の影響で症状発症:

しかし今思うと、ストレスに弱くなるような心の状態を作り出す原因が実はあったのです。それは自己分析でした。
重度の抑うつ症状に陥る少し前、私は「パーソナリティ障害の診断と治療」という本に出会うことで人格および人格障害という分野に深く興味を持ち、この本を読み進めながら自分の人格タイプの分析および自己分析を始めました。
自己分析では必然的に「子供時代の様々な記憶」に触れることになりますが、その中には心的外傷(トラウマ)体験や、葛藤に耐えられず意識の外に追い出された感情なども含まれています。
つまり私は、毎日のように心的外傷体験も含めた辛い出来事や感情を再体験するような作業を行っていたのです。このことが心の状態に影響しないはずがありません…

洞察による症状の改善☆

この洞察により、様々な症状に改善が見られました。症状改善の理由としては次の二つの要因が考えられます。

症状の原因の明確化

原因が明確になれば対処できる可能性が出てきますので希望が持てるようになります。反対に原因が不明のままでは対処のしようがなく、そのことで人は無力感や絶望を抱きます。
これは「うつ病」などの診断名が付くことで安心する心理と同じと考えられます。

自己肯定感

症状の根本原因が自己分析にあることは、私にもう一つのメリットをもたらしました。それは自信です。
自己分析では、これまでずっと避けてきた心的外傷体験も含めた辛い出来事に「わざわざ向き合う」わけですから大変な困難を伴います。その困難な作業を「自ら進んで行っている」との自覚が自己肯定感(自分の能力への自信、自尊心の回復)につながったのだと思います。
特に自己愛性人格傾向が強く自尊心が損なわれやすい私にとって、自己肯定感を得られたことは症状改善に大きく影響したと思われます。
「自己分析」関連書籍

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