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自由連想法による自己分析・自己治療のテーマとした症状:

夜中に突如襲ってきたパニック発作による以下の症状
睡眠障害(入眠障害)
・めまい
・耳鳴り
・疲労感
・漠然とした不安
・このまま死んでしまうのではないかという死の恐怖
めまいでフラフラするのに布団に入ってもなぜか眠れません。このままパニック発作が酷くなり自殺衝動にでも駆られては一大事です(@_@;)
昼間の抑うつ状態のときに自由連想法を行うと頭がスッキリしたことを思い出し、フラフラする中、自由連想法を試してみることにしました。

自由連想法による自己分析・自己治療:

(睡眠障害で眠れない最中の空想が思い出される)
このまま眠りについたまま死んでしまうのではとの不安
これでは眠れるはずがないではないか
10年以上前、受験ノイローゼによる神経症からパニック発作に襲われ、死の恐怖に震えながら眠れぬ一夜を過ごしたときの記憶
(関連ブログ:職業へのステータス意識@自己愛性パーソナリティ障害
(胃が締め付けられるような痛みを感じる)
そうか、もう忘れてしまっていたけど、こんなに辛いのか、パニック発作というのは
宮本輝さんが辛くて電車のホームに飛び降り自殺したくなったのも分かる
NHK知るを楽しむ『人生の歩き方』でのパニック障害の経験談)
(胃の痛みに意識を向ける)
このところ悪夢ばかり見て、朝から疲れが抜け切れていない感じが続いていた
それにドライアイによる眼精疲労(目の疲れや痛み)にもずっと悩まされていた
知らないうちに心労が溜まっていたのかもしれない
眠い、しかしこの胃の痛みでは眠くても眠れないかもしれない
外が明るくなってきた、ますます眠れなくなるではないか
隣の部屋からテレビの音が聞こえてくる
まだ(もう?)起きてるんだ
隣に人がいる、これは救いだ、一人じゃない
挨拶をするだけの人だけど、こんなときは気配を感じるだけでありがたい
そういえば一瞬、隣の人に話し相手になってもらうことで助けてもらう空想をした
スーパーバイザーの言葉を思い出す
「精神的危機のときは一人で抱えず、他人に話を聞いてもらったほうがいい」
たしかに幻聴疑似体験のときは、心理カウンセラー仲間に話を聞いてもらって助かった
(関連ブログ:現実感覚喪失に有効な傾聴-自己分析77回目
このまま眠れなくなったら?
このまま嘔吐恐怖症で何も食べられなくなったら?
パニック発作で衝動的に死にたくなったら?
などとネガティブな空想が次々と湧いてきた
この「めまい」はもしかしたら眠気によるものか?
ひとまず布団で横になってみよう
それでもし目が冴えて眠れないようなら、また自由連想法、あるいはゲシュタルト療法*を試せばいい
*関連ブログ:ゲシュタルト療法によるインナーチャイルドの癒し・自己分析・治療

自由連想法による自己分析・自己治療からの洞察:

パニック発作に対する自由連想法の効果

その後布団に入ってもパニック発作の症状は治まらなかったのですが、30分ほどして急に体が楽になりパニック発作が突然消失しました。
自由連想後も30分くらいはパニック発作が持続したわけですし、パニック発作自体もいずれ時間が経てば治まる類たぐいの症状ですから、自由連想法がパニック発作の緩和あるいは消失を早めるのに役立ったのかについては正直よくわかりません。
もし効果があったのだとすれば、それは自己のコントロール力の増大でしょう。ただしこれはパニック発作に限らず、すべての精神障害に有益なことです。

パニック発作を抑うつと勘違い

実は当初、パニック発作をうつ病の主訴である抑うつと勘違いしていました。以前に昼間、抑うつ状態に自由連想法を用いて効果があったのを思い出し自由連想法を試してみたのもそのためです。
パニック発作は十数年振りの体験だったため、すっかり発作の感覚を忘れてしまっており、このような誤解をしたようです。
当時は近所の神経科に行ったのですが、それでもパニック発作や発作への予期不安が慢性化してしまいパニック障害になってしまいました(T_T)
今回は翌日になると寝不足による症状は残っているにせよ午後からは食欲も回復し、とりあえずは事なきを得ました。
昨夜の悪夢のような出来事が嘘のようです。
また翌日は念のため脳の障害の可能性も考え近くの大学病院で精密検査を受けましたが、特に異常は見当たらず緊張性頭痛と診断されました。
(器質的な異常が認められなかったためストレスから生じた、言葉を換えれば原因不明の頭痛という診断です)

パニック発作は自殺したくなるほどの辛い症状

しかし、いまだになぜ急にパニック発作を起こしたのかは謎のままです。
ただパニック発作は体験したことがない方には分からないほど苦痛な症状であり、発作の苦痛に耐えられず自殺衝動に駆られても不思議はないことだけは嫌というほど実感させられました。
その後「またパニック発作が起きるのではないか?」という不安(予期不安)が生じることもなくパニック障害にまで至らなかったのは何よりです。
「パニック発作・パニック障害」治療・診断・対処法ガイド本

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