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チャイムの幻聴?

夕方家に帰ると、どこからともなくチャイムの音が鳴り続けているのが聞こえる。うるさいなぁ…
いつまでも鳴り止まないチャイムの音
空想:ストーカー?
そのうちチャイムの音がオルゴールのメロディーに変わる。チャイムじゃなかった!
空想:げっ、幻聴(@_@;)
自分が壊れて発狂しそうになる恐怖(@o@;)
さらに別のメロディーやカッコーの鳴き声に変化
空想:目覚まし時計の呼び出し音だ。誰かが止め忘れたまま外出してしまったんだろう
それでも恐怖は完全には消え去らない…無秩序に切り替わる音で自分のコントロールが失われてしまうかのような恐怖
空想:本当に幻聴が聞こえるようになって時間外外来に駆け込み緊急入院

統合失調症の幻聴疑似体験:

恐怖から逃れるために外出しようと思ったが思い直す…いや待てよ、この恐怖はしばしば統合失調症の方が体験する幻聴から逃れられない恐怖に近い感覚なのではないか?
だったらこの恐怖に耐え続けることが統合失調症の方が体験する幻聴の恐怖への理解につながるのではないか? そう思い直して、この気が変になりそうな恐怖をそのまま自覚し続けることに
しかし危険な予感も…以前に自殺衝動に駆られたときの記憶*
何度か恐怖に圧倒されそうな予感があったがパソコンで仕事をしながら耐える
1時間ほどして音が鳴り止む 耐え切った
*関連ブログ:漠然とした不安→自殺念慮@うつ病
お腹が空いたのでジョナサンで食事
先ほどの恐怖体験の余韻がまだ残っている…
食事が出来上がるまで『自己心理学入門―コフート理論の実践』を読む。嘔吐を通して自己解体の恐怖を表現する文章に遭遇(@_@;)
よりによってこんな時に…幸い連鎖的に嘔吐恐怖に襲われるようなことはありませんでしたが…

統合失調症の幻聴疑似体験からの自己洞察:

今回体験した恐怖が、実際に統合失調症の方が直面される幻聴への恐怖感に匹敵するとは到底思えませんが、私なりに次のような洞察を得ました。

幻聴は自己コントロールを失う恐怖

幻聴の恐怖の根源は、幻聴から決して逃れることができないことからくる絶望のように思えます。なぜなら、このような体験は「自分では対処できない(無力感)」=「(得体の知れない力に圧倒され)自己コントロールを失う」恐怖を生み、その究極はを連想させると考えられるためです。
幻聴 治療本リスト

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