夢の内容:
ホテルあるいは高級マンションの一室にいる。証券会社の無料口座。手数料がかからない代わりに預けていた間の金利は支払われないというサービスだ。
雲の中から窓のすぐそばまで橋のような構造物が架かっている。しかし窓からは2m以上離れているので飛び移ることができない。橋に飛び移ることさえできれば金利分ももらえるのに…
勇気を出して飛び移ろうと思うがやっぱり無理…これが「金利はなし」ということなのだろう。
窓を見ると上枠が歪んで隙間ができている。上枠にぶら下がると窓が外側へ傾いて落ちそうになる(@_@;)
危ないと知りつつも、ひょっとして橋に飛び移るかもしれないと思い何度か試すが、やはり無理なようなので諦める…
自由連想法による夢分析の内容:
勇気を出して飛び移ろうと思うがやっぱり無理
クライエント先でのパソコンメンテナンスの仕事
夜でも暑いので窓が開けられている
何となく窓から下を見下ろす プチ高所恐怖症なのに
ここはビルの9階 落ちたら確実に死ぬ
しかし一度覗き込むとそこから離れられなくなるような感じになる
何度も飛び下りてしまいそうになるのを必死で堪える
テレビで宮本輝がパニック障害で苦しんでいたときに、電車のホームに自分から飛び下りる自殺衝動が抑えられなかったと話していたのを思い出す
それと一緒だ 恐いというよりも勇気を出して飛び下りようとしている
大丈夫だ、恐いのは最初の一瞬だけだと自分に言い聞かせている
しかし地面に叩き付けられるまでの間空中で感じる恐怖を想像すると、その恐怖に耐えられないと思い腰が引けるように後ろへ退いた
助かった…
夢と同様に、わざわざ危ない橋を勇気を出してまで渡ろうとしている 自殺行為
危ない橋…夢に出てきたのも橋 これは危ない橋そのものだ 我ながら上手い比喩を考え付くものだ
その後同じビルで作業中に、今度は夜間のセキュリティのため入り口が閉まってしまい、カードを持っていない私は外へ出られなくなってしまった
お腹が空いて喉も乾いているのに買い物に行けない
閉じ込められた…そう思った瞬間、突然パニックに(@_@;)
そして…例の窓から飛び下りて自殺してしまいたい衝動に再び襲われ、さらにパニックに(@o@;)
少し前にも同じようなパニック感を微かに感じた
四谷治療院(整体)へ行く前にモリバコーヒーでお茶しながら仕事と読書
しかし2時間という時間を潰すには、そのカフェのドリンクの量では足りない気がした
ドリンクを飲み干してしまっても、この場に居続けなければならない…
その瞬間「閉じ込められた」ように感じて軽いパニックになった
しかしこのときは前回のように物理的に閉じ込められたのではなく、自分の考え(空想)が閉じ込められた感覚を引き起こし、それがパニックにつながっている
何か我慢を強いられることへの耐性のなさを示しているような気がする…これはもしや境界性人格障害(BPD・ボーダーライン)?
しかし一番最初の飛び下り自殺衝動では我慢を強いられたわけではない…
いや、あった あのときは上司の方がいなくり帰りを待っていた
はっきりと自覚していたわけではないが、待つことを強いられているように感じていたのでは?
幼稚園の頃の記憶 もう自由連想法に何度も出てきた記憶だ
母親と弟が買い物に出かけて私一人がお留守番 母親と弟を眺めていると急に便意を催した
そして泣き叫んだ もう一人でトイレに行けない年ではなかった
それなのに一人でトイレに行けなくなり、漏れそうでパニックになった
閉じ込められた体験の別の記憶
チラシ配布のバイトで公衆トイレを利用 出ようとすると鍵が堅くて開かない 閉じ込められた
一瞬にしてパニックに 公園のトイレだったのですぐ近くに人がいた
助けを呼ぼうと思ったが恥ずかしくて声を出せなかった
それにすぐに係の人が来てくれるとも限らない そう思うとますますパニックに(@_@;)
公認会計士の受験生だった頃の夜中のパニック障害のような発作
よっぽど救急車を呼ぼうと思ったが結局できず一晩、自殺衝動の恐怖に耐え続けた
一番最初の高所恐怖症を除いては、すぐにその恐怖から逃れられないと感じるとパニックになるようだ
しまった、いつの間にか夢のテーマから外れている
夢のテーマは「わざわざ危険なこと(危ない橋で象徴)を勇気を出して行おうとする自殺に等しい行為」
けっして自殺したい訳ではない
いや、空想では自殺を考えて、いや覚悟したことがあった
もしこの先食べていけなくなったら…ホームレスになるぐらいなら死んでしまおうと
食べていくためにまったく気が進まない仕事をする辛さに耐えられないと思った
また「耐えられない」が出てきた やっぱいこれがキーポイントか
普段は意識されていないだけで、無意識では常に辛い出来事に耐え切れず簡単に自殺してしまうことへの恐れを感じているに違いない
そして許容範囲を超えるような事態になると自殺衝動が意識されてパニックに陥るのではないか
しかし勇気を出して自殺とはどういうことなのだろう?
昨日の自己分析(叱られる理由が分からない恐怖-自由連想法による自己分析90回目)の洞察を見返してみる
突然恐ろしい母親に変わることへの不安
人間は突然、自分をコントロールできなくなって変わってしまう生き物
(子供の私から見れば)訳も分からず人格が豹変してしまう母親と同じように、自分もある日突然気が狂ってしまうのではないか?
そんな恐怖に常に脅えている
私は自分で自分をコントロールできるという基本的な信頼感を欠いている
そしてコントロールを失い気が狂って自殺してしまうことを防止するために、数々の強迫的な思考で自分をコントロールしようと試みている
コントロールを失うことは死を意味するから
自由連想法による夢分析からの洞察:
自殺を防止するための強迫思考
今まで「過度に合理性に捕われる強迫思考」の原因は中学の理科の教師から、おしゃべりしながら実験道具を一つずつ出していたことに対して「お前、そんなことじゃ社会に出てからやっていけないぞ」と脅かされたことがトラウマになったからと思っていました。
しかし強迫思考の本当の原因はそれよりも遥かに前の母子関係から生じており、その強迫思考は突然パニックになり自殺してしまうことを防止するため、自分をコントロールする必要から生じていたのでした。
そういえば小学生の頃まで、やたらと数を数えないと気が済まないような強迫行為傾向がありましたが、これも自殺を防止する「おまじない」のようなものだったのかもしれません。
中学の体験で強化された強迫傾向
もともと無意識的に気が狂って自殺してしまう恐怖を抱いていたところへ「そんなことじゃ社会に出てからやっていけないぞ」と(私にとっては)死刑宣告にも近い脅かしを受けたため、自殺による死への恐怖をリアルに感じるとともに、今度は社会で生きていく自信まで損なわれ、ますます強まった(無意識の)自殺への恐怖を防衛するために、強迫行為に加え強迫思考がプラスされたのでしょう。
自殺衝動を感じない日はない
そういえば数年前に一度、夜中に自殺衝動に駆られてパニックなったことがありましたが、それ以後寝床につく際には一瞬ではありますが「もしこのまま、また眠れなくなれば…」と空想しない日はないと言えるほど頻繁にパニックになり自殺してしまう可能性を空想しています。
これなども(無意識に)気が狂って自殺衝動に襲われる恐怖を感じていることの証のような気がします。
自殺防止マニュアル・自殺の心理考察本リスト