職場・学校などでの いじめ・嫌がらせ-非言語メッセージと被害妄想の心理-自由連想法による夢分析・治療に掲載した夢を見た翌日、次のようなさらに悪夢の度合いを増した夢を見ました。
夢の内容:
実家に帰っている。留守番をしていると2階の窓から闇の犯罪組織の人間が家に忍び込んできたような気がする。姿は見えないが確信があった。
身の危険を感じ、とっさにベランダから逃げようとする。追っ手が2階にまで迫ってくる。
飛び降りようか、どうしようかと迷っているところで夢から覚める。
夢から醒めたときの印象:
昨日の夢と同じような夢だと思う。
自由連想法による夢分析・自己治療(重要な連想のみ):
母親に「あんた、A君に いじめられているのに何で一緒に遊ぶの?」と言われた
確かにその通りだ、何でだろう?
思い出した「別に、いじめられているわけじゃないよ」と答えたんだ
自由連想法による夢分析・自己治療からの洞察:
自由連想法による夢分析・自己治療から、いじめの心理に対する次のような自己洞察を得ました。
惨めで情けない自分を否定するための いじめの否定
よく学校で いじめらている人の多くは、いじめの事実を決して親に話すことはなく、それは「せめて家にいるときくらいは『いじめられていない』人間でありたい」からと聞きますが、これまではそのような いじめに対する心理が理解できませんでした。
しかし自由連想法による夢分析・自己治療から、小学校の頃に いじめられていた自分がそれとまったく同じ気持ちであったことを思い出しました。
当時の私の心に生じていたのは、自分がいじめられる存在であることへの惨めさや情けなさでした。そしてその惨めで情けなさい自分を否定するため、母親に「いじめられてなどいない」と、いじめの存在そのものを否定したのでした。
惨めさや情けなさの感覚に脆弱な自己愛性パーソナリティ・回避性パーソナリティ
ちなみに自己愛性パーソナリティ障害・回避性パーソナリティ障害(抑うつ型自己愛性パーソナリティ障害)をはじめ自己愛性パーソナリティ傾向の強い性格の人は、自分が惨めで情けないと感じることに対してひときわ脆弱であると言われています。
そのため自己愛性パーソナリティ傾向の強い性格の人は惨めさや情けなさの感覚を極力避けるために、しばしば「本当に必要なときでも」他人の手助けを受けることができず、そのため大きな代償を払う羽目に陥ることがあります。
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さらに自由連想法を続けた結果、そのような自己愛的な心理に突き動かされた過去の失敗の数々が思い出されました。
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