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恥ずかしさと罪悪感@女性恐怖症-自由連想法による自己分析240回から、いじめの被害者と加害者の心理について次のような洞察が得られました。

いじめの被害者の罪悪感の心理:

幼少の頃や高校生のときに女性からその後の女性恐怖症の原因となったトラウマ(心的外傷)となるいじめを受けた際、私の心には相手のことを怒らせてしまったことに対する罪悪感が生じていました。
もし いじめの被害者の方が(後述するような)加害者の怒りを敏感に、あるいは自己愛障害的な心理から妄想的に感じ取れば、私と同様に罪悪感に苛まれる可能性があるように思えます。

いじめは被害者の方が悪い?

また、いじめの被害者の方に罪悪感が生じる原因は他にも考えられます。それは いじめに対する世間(特に若い方)の価値観です。
しばらく前にNHK『中学生日記』で いじめをテーマとした討論が放送されていました。
出演者(中学生)の顔が見える状態で討論の内容が全国に放送されているわけですから、多少なりとも世間体が意識されて「いじめは いじめる方が悪い」的な発言が出るものと予想しておりましたら、意見の大半を占めていたのは次のような いじめに対する考えでした。
・いじめは、いじめられる方にも原因がある
・いじめの被害者には いじめられる原因(自体的にはいじめられるような性格)がある、つまり いじめられる側に責任があるのだから、いじめの被害者が先ずは いじめられるような性格を直すべき
・(いじめを苦に自殺した被害者の方について)親を悲しませて申し訳ないと思わないのか
要約いたしますと「いじめの原因は主に いじめられる側の性格にあるので、いじめられる側が いじめられるような性格を直すべき。いじめを苦に自殺するなど親不孝もいいところ。許されざる行為。」ということになるのでしょうか。
これが いじめに対する世間一般の考えなのかどうかは分かりませんが、少なくても いじめの傍観者の方も含めた周囲の人の「いじめられるのは自業自得」的な考えが、いじめの被害者の方に罪悪感が生じることに一役買っているのは間違いなさそうです。

いじめの加害者の怒りの心理:

これまで、いじめの加害者の方は「いじめることで満足感が得られる」つまり反社会性パーソナリティ障害的な心理から いじめを行うと考えていました。
しかし前回の自己分析での洞察から いじめの加害者の方は、反社会性パーソナリティ障害的な「いじめの快感」を求める心理のみならず、怒りからも いじめを行うものと考えを改めました。
具体的には次のような怒りの心理が、いじめの動機となっていると推測されます(カッコ内は防衛機制その他の精神力動)。
・怒りによるストレス発散(怒りの別の対象への向け換え)
・自分の忌み嫌う特性(性格など)を見せつけられる事への怒り(投影)
・自分が持っていないもの(物・能力・他者評価・性格など)を相手が持っていることへの妬み(羨望)
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