いじめのトラウマによる美人女性への苦手意識と偏見＠女性恐怖症-自己分析・治療241回での自己洞察の結果、苦手意識を感じていた女性の方に対する恐怖心はほとんど解消しました。
しかしそのことで今まで恐怖心に隠されていて意識されることのなかった、次のような深層心理を知ることとなりました。
綺麗な女性への恋愛願望：
その綺麗な女性の方に対する恐怖心の背後に隠されていた別の深層心理は、平たく言えば「こんな綺麗な女性と付き合えたらいいのに」という恋愛願望でした。
そういえば何度か無意識に、その綺麗な女性との楽しい会話の様子を空想したことがあるような気がします。もちろんこの心理は「もしそうだったらいいのに」という憧れ程度のもので本気ではありませんが。
このような私の心理は、たとえば男性の方が客室乗務員（スチュワーデス）の女性との結婚を、あるいは女性の方が社会的ステータスの高い男性との結婚を内心、周囲の人に自慢に思う心理と似ているような気がします。
理想化自己対象欲求：
これらの心理は自己心理学の理論によれば、理想的な結婚・恋愛相手と結ばれることで理想化自己対象を手に入れることができ、言葉を変えれば相手の力にあやかって自分の社会的価値（他者評価）までもが高まったように思え自尊心が満たされる心理と説明することができます。
したがってルックスの良い人や社会的評価の高い職業の人との結びつきを欲する気持ちは、理想化自己対象欲求の表れと考えられます。
自己心理学による理想化自己対象ほか、自己対象 解説本リスト