雪だるま

苦手なはずの子供の辛さを感じ取ったことで急に身近に感じられ、関わりが持てるように変化

年末の写真日記にも書きましたように、クリスマスイブの日に祖母が急死したため、急ぎ翌日から帰省していましたが、弟は元々正月を実家で過ごす予定だったためか家族で帰省していました。
今回の自己分析は、その弟の一人娘との関わりについてです。

若い頃から子供が苦手だった…

実は私は若い頃から子供が苦手でした。これは嫌いということではないのですが、どう接して良いのか解らなかったのです。
心理カウンセラーなのに子供が苦手とは意外に思われるかもしれませんが、カウンセラーという職業は実はコミュニケーションの達人である必要はなく、また私のように個人セッションが主体のカウンセラーの中には、普段は非社交的な人も少なくありません。

また私の場合、児童カウンセリングは行って来なかったため、ときどき子育ての悩みに対応できないことがある点を除けば、子供への苦手意識はそれほど仕事の支障にはなっていませんでした。

子供の辛さを感じ取る

このような私ですので、これまで弟の子供と接した時も戸惑うばかりでした。
しかし今回ばかりは違っていて、その子とかなり長い時間関わりを持つことができ、自分でも正直驚きました。
その要因は様々に考えられるのでしょうが、一つハッキリと覚えているのは、その子の辛さを感じ取ったことでした。

今回の帰省の主目的は祖母の葬儀への出席であり、またその祖母の死に関する事務的な手続きや今後についての相談などを、年の瀬の忙しい時期に行わなければなりませんでした。
このため、その子はしばしば大人達の会話の蚊帳の外に置かれ、独り寂しさを味わうことになったようでした。

またそうした時に、その子が大人の会話の輪の中に入ろうと必死に話しかけている様子が可哀想でなりませんでした。

急にその子のことが身近に感じられ関心が芽生える

するとこの体験が私の心性を変化させたようで、その時以来その子のことを身近に感じるようになると同時に、関心が芽生えて行きました。
そしてその関心に従うかのように質問してみると、その子はとても嬉しそうに答えてくれました。

またその子は食べ物の好き嫌いがけっこう激しいようでしたが、栄養のあるなしを気にする傾向があり、なおかつ不味くても無理やり口に放り込んで飲み込むことがあることを知ったため、そのモチベーションに働きかけるように接すると、文句を言いながらもほとんど完食していました。
このあたりは仕事のスキルがとても役立ったようです。

またその子のそうした変化が、まるで自分事のように嬉しく感じられました。

以上が今回の帰省で経験した、小学校低学年の弟の一人娘との間のあらましですが、自分には絶対に無理だと思い込んでいた子供との関わりが、今回はそれほど苦もなく出来たことに心底驚くと同時に、とても貴重な経験が出来たと感じています。

追伸) ページ上部の写真は、その子が父である弟と作った雪だるまです。

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