NO IMAGE

心理カウンセリングにおけるスーパーバイザーの侮辱への怒り 目次:

自己分析のきっかけとなった出来事
失禁恐怖症でスーパーバイザーの心理カウンセリングを受ける
将来への経済的不安をテーマに心理カウンセリングを受ける
産業カウンセラーの資格しか持たない私は将来心理カウンセリングの仕事が出来なくなるとの助言
スーパーバイザーから侮辱されたことへの怒り
スーパーバイザーの逆転移?直面化?

自己分析のきっかけとなった出来事:

失禁恐怖症でスーパーバイザーの心理カウンセリングを受ける

ある恐怖体験から失禁恐怖症*になってしまったため普段スーパービジョンを受けているスーパーバイザーの心理カウンセリングを受けたときのことです。
*関連ブログ:PTSD様のフラッシュバックに…失禁恐怖症のトラウマ体験
心理カウンセリングの予約をしてから予約日まで四日間あったため、その間に手をこまねいていてはますます失禁恐怖症の症状が悪化すると思いまして、自己暗示によるリラックス法や行動療法(認知行動療法)による自己治療*を試み、幸い心理カウンセリング当日にはかなり失禁恐怖症の症状が治まってきていました。
*関連ブログ:自己暗示によるリラックス法でPTSD様の失禁恐怖症に対処(作成中)
そのためスーパーバイザーの判断では「失禁恐怖症の症状については順調に回復しているようなので心理カウンセリングの必要なし」ということで「それでは何について心理カウンセリングしましょうか?」という話になりました。

将来への経済的不安をテーマに心理カウンセリングを受ける

そこで考えた末「将来への経済的不安」をテーマとして心理カウンセリングを受けることにしました。
今現在、心理カウンセリング夢診断・夢分析だけでは食べていけず他の仕事もしており、しかもその仕事が減ってきているという状況にあったためです。

産業カウンセラーの資格しか持たない私は将来心理カウンセリングの仕事が出来なくなるとの助言

すると心理カウンセリングが進むうちにスーパーバイザーから「最近心理カウンセラーの国家資格化の動きが急に進んでおり、もし心理カウンセラーの国家資格化が実現すれば民間資格である産業カウンセラーの資格しか持たない私には心理カウンセラーの仕事がほとんど来なくなるだろう」旨の、ただでさえ経済的不安を抱えている私にとって大変ショックな話を聞かされました。

スーパーバイザーから侮辱されたことへの怒り:

スーパーバイザーからいろいろと心理カウンセリング業界の現状を聞かされるうちに「これは心理カウンセラーの国家資格取得の準備を始めないと近い将来大変なことになる」との思いが募っていき、最後は「心理カウンセラーとしての今後の身の振り方を良く考えるように」との助言を受け心理カウンセリングは終了しました。
スーパーバイザーと別れてから「心理カウンセラーの国家資格化の動き」について調べていくうちに最終的にはたとえ心理カウンセラーの国家資格を持たないことが将来ハンディキャップになるとしても、自分が心理カウンセラーの国家資格の受験資格を得ることは非常に難しいことが分かり、結局これまでどおりシニア産業カウンセラーの資格取得を目指すことを決意しました*。
*関連ブログ:心理カウンセラーの国家資格化の動きとシニア産業カウンセラーの資格取得への決意
ところがその直後、心理カウンセリングの最中にスーパーバイザーが漏らした一言が思い出されました。
「申し訳ないけど臨床心理士に比べれば産業カウンセラーは全くお話にならない」
つまり臨床心理士に比べて産業カウンセラーはレベルが低すぎるということなのでしょう。
(ちなみにスーパーバイザーは臨床心理士の資格を持っています)
このスーパーバイザーの言葉を思い出した途端、スーパーバイザーに対する猛烈な怒りがこみ上げてきました。
産業カウンセラーという資格や日本産業カウンセラー協会が侮辱されたことで、間接的にその資格を持つ私個人までが侮辱されたように感じられたためです。
高いお金を払って(スーパーバイザーの心理カウンセリング料は1時間で15750円)なぜ侮辱されなければならないのか…
スーパーバイザーへの怒りは30分以上続きました。

スーパーバイザーの逆転移?直面化?

さらにこのスーパーバイザーへの怒りの後、ある疑問が生じてきました。それはなぜスーパーバイザーが私に心理カウンセラーの国家資格化の動きの話をしたり、経済的な不安を感じている私にショックを与えるような話をしたのかということです。
先の状況はスーパービジョンではなく心理カウンセリング、つまり私が少なからず精神的に参っている状況でした。
いくら失禁恐怖症から回復しつつあったとはいえ、いわば病み上がりの状態です。
そのような心理状態の私にわざわざショックを与えるような話をして(幸いそうはなりませんでしたが)もし私が精神的ショックから抑うつ状態にでも陥ったら、スーパーバイザーはどうなさるおつもりだったのでしょうか?
私がスーパーバイザーの立場だったらクライエントさんがショックを受ける可能性があることをわざわざ伝えるなど、とても怖くて出来ません。
あくまで私見ですがスーパービジョンではなく心理カウンセリングという状況を考えますと、先のスーパーバイザーの発言はもし意図的なものであれば、それは心理カウンセリングを望んでいるクライエントの(不安定な)心理状態への配慮を欠いた行為と思われます。
またもし無意識に発せられたものであれば、それはそれでスーパーバイザーの個人的な何かがそうさせた、つまりスーパーバイザーの逆転移ということになるのではないでしょうか。
これも憶測に過ぎませんが、失禁恐怖症から回復しつつあることが分かった時点で、もしかしたらスーパーバイザーの心に必要以上に安堵感が生じ、そのためそれ以降心理カウンセリングではなくスーパービジョンのような心構えが生じたのかもしれません。
少なくとも私には先の心理カウンセリングの後半の雰囲気は(あまり受容的ではなかったという意味で)心理カウンセリングというよりもスーパービジョンに近いものとして感じられました。
ただ後から思えばスーパーバイザーの対応は私が考えをめぐらせるために必要な情報の提供、つまり一種の直面化だったのかもしれないとも思いました。
スーパービジョンの方法ガイド本
自己分析のご案内
インナーチャイルドの癒しのご案内 >>
心理カウンセリングのご案内 >>
夢診断・夢分析のご案内 >>

NO IMAGE
最新情報をチェック!