不意に自己分析期間中に一度も思い出されることのなかった出来事を思い出す:
今日、自転車に乗っていて、不意に昔のことを思い出しました。
それは20代後半に公認会計士になることを諦めたものの、どんな仕事をしたいのか自分でも分からず、取りあえず生活のために派遣の仕事をしていた頃のことでした。
当時はそれまで職を転々として来たことから、これといったスキルもないため、大手銀行のとある施設で汎用コンピューターを使って決められた作業を延々とこなす仕事をしていました。
ところが私はほとんどパソコンを扱えないため、他の人が楽にできる作業をいつまで経っても覚えられませんでした。
その結果、契約期間の1か月を待たずに、派遣先から契約の中止を申し渡されてしまいました。
今思えばそれも当然でしょうが、当時の私は私の代わりに一度仕事を外された人が復帰したため、彼が裏で手を回して私を陥れたに違いないと確信し、彼や私の言い分を信じてくれない派遣会社を相当恨みました。
パーソナリティ障害水準の他罰傾向および被害者意識の強さ:
これがパーソナリティ障害水準の方の特徴です。自分に非があるとは微塵も思っていないため、何か問題が起きればそれは必然的に自分以外の誰かや何かのせいということになり、その前提のもとで考えを巡らせます。
そのため同じような問題を繰り返すことになりますが、その体験の繰り返しが今度は世界中の人間が自分を陥れようとしているに違いないとの被害妄想的な確信を生みだし、さらなる病態水準の悪化(=精神病水準)へと繋がって行きます。
パソコンスクールに行こうと思った本当の理由を思い出す:
なお、これまではパソコンスクールに行こうと思ったのは、ある時夢に出てきた父親の「パソコンの仕事が良いのではないか」との助言に従ったからだとばかり思っていましたが、そうではなく幸い派遣の仕事を辞めてから自分のスキルのなさを自覚でき、そのことで当時相当悔しい思いをしたからであったことを20年経った今になって思い出しました。