自己分析のきっかけとなった本の文章:
人と会うたびに「その人になってしまう」恐怖を感じ、それが起きるのを治療者に防いで欲しいと願う患者(間主観的アプローチ―コフートの自己心理学を超えて P.186 一部改変)
自由連想法による自己分析の内容(重要な連想のみ):
以前の自己分析(自由を奪うことで発狂・罪を防ぐ-自由連想法による自己分析133回)での空想
自分は生まれながらに狂っている、だから母親は私の自由を奪うことで私がこれ以上発狂しないように防いでいてくれている
もしかしたら私は母親に「これ以上発狂してしまわないように防いで」と願っていたのでは?
なぜなら母親はスーパーマンのような万能的な存在
母親に不可能はない 全知全能の神 恐れ多くて、ひれ伏すしかない
頭が上がらない 感謝し続けないと罰が当たる 罰を受ける 天罰
自業自得 ボクが悪いんだから すべてボクが
最初からそうなってる そうなるようにできてる
神様がそう世界を作った だから変えられない 変えちゃいけない
変えると罰が当たる 天罰が下る 雷が落ちる そしたら死んじゃう
死んじゃうのは怖い だから毎晩ベッドの上でお祈りするの
ボクを殺さないでと神様にお祈りするの 必死に頼むの
でないとボクは悪い子だから簡単に殺されちゃうの
だから大人しく良い子にしてなくちゃならないの
でないと殺されちゃうの ホントなんだから とっても怖いんだから
触れるだけで死んじゃうんだから 嘘じゃないよ
回想:「10万円拾った」の嘘
嘘つきは泥棒の始まり
だから嘘をついたボクは「10万円盗んだ」ことになるの
だから罰を受けたの 泣くまで謝らないと許してもらえなかったの
酷い話だとは思うけど…酷い話
ホントはそうなんだ…でも言っても仕方ない、相手にされない
いつも最後はボクが悪いことにされちゃうに決まってるんだから
悔しいけど、これが我が家のルール(掟)なんだ
先祖代々の掟なんだ
掟を破ると殺されちゃうんだ
見えないところで監視されてるから、破るとすぐにバレて殺されちゃうんだ
脅しじゃないと思うよ ママに不可能なことはないから
ボクを殺すことなんて朝飯前だよ 小指で殺せちゃうよ、きっと
だから何をしても無駄なんだ、意味がないんだ
この世に意味なんてないんだ最初から、そしてこの先も永遠に…
自由連想法による自己分析からの洞察:
嘘つきは殺される
自由連想法による自己分析により、嘘つきは殺される、それが我が家の掟との無意識の信念が明らかとなりました。
「嘘つき」の心理 分析本リスト
「嘘つき」をテーマとした映画