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自己分析・自己治療のテーマとした症状:

テレビを録画してから見なければ気が済まない性格、というより生で見ることへの恐怖心

自由連想法による自己分析・自己治療:

テレビのテロップを見るときの めまい
名前を探そうとすると めまい がする
タクシーがスピードを出したときの めまい に似ている
ブランコの めまい
高所恐怖症のときの めまい
全部似ているような気がする
もしかしたら三半規管が弱いのだろうか?
少し前に激しい めまい と吐き気・ふらつき に襲われたし
でもテロップを見るときの めまい と三半規管は関係ないだろう
集中力を要求されると めまい がする?
しかし高所恐怖症やスピード恐怖症に集中力が関係あるのか?
自制心を保つ、自分の失わないための集中力か
そういえば本番に弱いタイプだ
産業カウンセラー試験は例外だったけど
(今一度、テロップを見るときの めまい をイメージ)
テロップを凝視しようとするが駄目だと思う、できないと思う、自分には無理だと思う
それで めまい がしてくる
駄目だ、自分を保てない、自分を失う
自己崩壊の恐怖?
たしかに高所恐怖症やスピード恐怖症では、死んでしまいそうな恐怖を身体で感じる
テロップを見るときの めまい でも死の恐怖を感じているのだろうか?
テレビを生で見るときも恐怖を感じているのだろうか?
テレビを生で見ようとするときの恐怖では、見続けることに耐えられなくなるような恐怖を感じた
すき家で感じた飛び出したくなる恐怖と同じ感覚だ
(関連ブログ:怒りの自己への向け換え-自由連想法による自己分析99回目
自由を奪われる恐怖、他人に操られるような恐怖
録画してから見ればコマーシャルをスキップしたり、大事なところをもう一度見たりと自由にコントロールできる
めまいは 自己コントロールを失い他人にコントロールされる恐怖だったんだ
テロップを見るときの めまい は「駄目だ、できない」という感覚が、自己コントロールを失う感覚に結びついていたんだ
他人にコントロールされるの他人とは…やはり母親だ
先日母親が上京した際も、面と向かって母親と話をしていると めまい がしてきた*
母親のペースに巻き込まれて飲み込まれてしまう恐怖を感じた
これが自己コントロールを失い他人にコントロールされる恐怖の原因か
*関連ブログ:
投影同一視で理想化対象にされる圧迫感から「めまい」-自由連想法による自己分析86回目
焦燥感に圧倒される恐怖が「めまい」に-自己分析87回目

高所恐怖症の めまい も、スピード恐怖症の めまい も、すべて母親に飲み込まれ自己コントロールを失う恐怖の再現だったのか
もしかしたら嘔吐恐怖症・失禁恐怖症など、すべての恐怖症で生じる めまい の原因は自己コントロールを失う恐怖の再現なのかもしれない

自由連想法による自己分析・自己治療からの洞察:

恐怖症の「めまい」は自己コントロールを失う恐怖

テレビを録画せず生で見ることへの恐怖への自由連想法による自己分析から、高所恐怖症スピード恐怖症嘔吐恐怖症失禁恐怖症対人恐怖症女性恐怖症閉所恐怖症など、さまざまな恐怖症で生じるめまいの症状は、統合失調症の関係妄想にも似た、自己コントロールを失い他人にコントロールされる恐怖の表れであることが分かりました。
さらに他人にコントロールされる恐怖(関係妄想的な恐怖)は、幼い頃の母子関係から生じた可能性も示唆されました。
しかし残念なことに何年も自己分析を行ってきたにもかかわらず、未だに母子関係で実際にどのような心的外傷体験(トラウマ)があったのかを思い出すことはできません。ナラティブセラピーで紡ぎ出された物語(ドミナントストーリー)*などから心的外傷体験の大まか雰囲気が推察できるにとどまっています。
これは心的外傷体験が、言語な記憶能力が形成される以前の最早期の母子関係から生じたためなのかもしれませんし、あるいは『脳科学と心の臨床―心理療法家・カウンセラーのために』で述べられているような言語記憶が解離して身体的記憶のみが定着し、それゆえめまいという身体症状として想起されている可能性も考えられます。
**関連ブログ:ナラティブセラピーによる自己分析81回目

めまいを伴う恐怖症の治療・自己治療:

傾聴により恐怖に耐えうる自己(対象)を育む

ただ、どちらの原因だとしても私のめまいを伴う恐怖症的症状には、心的外傷体験にまつわる言語な記憶が「最初から存在しない」のですから、たとえば自我心理学的など心理的な原因(恐怖症を発症するきっかけとなった出来事など)を探求する心理療法ではあまり治療効果は期待できないものと思われます。
原因探索的心理療法に代わって、身体的な恐怖記憶の想起による恐怖症治療に有効な心理療法は、(私見ではありますが)心理カウンセリングあるいはゲシュタルト療法を用いた自己傾聴により恐怖に震える心と身体を傾聴により「繰り返し」共感的に受け止めてもらうことで、恐怖を感じる自己を支え安心感を与えてくれる自己対象を徐々に育んでいくことのように思えます。
そのような治療を辛抱強く続けることで、恐怖に圧倒されパニックに陥るしかなかった心理状態から、恐怖を感じつつも「それでも大丈夫」と思えるような恐怖への耐性が培われていく心理状態へと徐々に移行していくではないかと考えられます。

ゲシュタルト療法による傾聴 関連ブログ

ゲシュタルト療法によるインナーチャイルドの癒し・自己分析・治療
他人にコントロールされる恐怖(関係妄想)心理学的分析本
恐怖症 克服・治療ガイド

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