自己分析のテーマとした症状:
自己分析セミナーのブログをアップしたあとの落ち着きのなさ。
自由連想法による自己分析・自己治療:
迷いに迷った挙句、自己分析セミナー・自己傾聴セミナーへの迷い-夢分析・治療225回での洞察で覚悟を決めて自己分析セミナーの案内をブログにアップ
しかしその直後からセミナー受講のメールが来ないかと気になって仕方がない
頭ではそんなに直ぐにセミナー受講のメールが来るものではないと分かっているのに、自分がここまで期待していたとは思っても見なかった
パソコンを使うたびに焦燥感に駆られるほどだ
自分で自分が情けない、こんなに動揺するなんて
中学のときの記憶
H君に向かって「私は常に冷静さを失わない」
この頃から常に冷静でポーカーフェイスなのが自慢であり誇りに思っていたのか
裏を返せば、それだけ冷静さを失うことが怖い
モテなくなる
モテなくなる?
クールな方がモテると思っていたのか…知らなかったw
そういえば公認会計士の受験生だった頃、よく自習室で同席していた別のクラスの女性から「いつも真剣に勉強していらっしゃるので凄いと思っていた」と話しかけられ、それからその女性と親しくなったことがあった
父親の下品さが嫌いだった
母親も嫌悪していた
「父親のような大人には決してなるな」と
自分で自分が情けない、こんなに動揺するなんて
動揺して取り乱すことパニックになることは情けないこと、恥ずべき行為
父親だけではなく母親も下品だと見下していた
私も弟も父親や母親に似ていない、そんな平凡でつまらない人間ではないことに誇りを感じていた
父親や母親のお説教は世間の常識を借りたものに過ぎない
自分たちの考えではない
なんらオリジナリティーがない、工夫がない
何も考えてないに等しい
私や弟は父親や母親とは似ても似つかない
突然変異だ
私や弟には父親や母親にはない芸術的才能がある
しかしその才能を実現させたのは弟だけ…
私は芸術を見るだけ…創作活動をほとんどしなかった
だからといって努力すれば物になったかといえば答えはノー
中学のときから分かっていた
友達は褒めてくれたけど、自分では(後に資生堂に就職することになった)Kさんには敵わないと思った
そういえば小学生のときまでは絵を描くのが大好きで毎日描いていたのに、中学校に入るとほとんど描かなくなった
もしかしたらKさんのことが絵を諦めるきっかけだったのかもしれない
そんなにショックを受けていたのか…
ここでも弟との性格の違いが浮き彫りに
弟は困難にぶつかると「何くそ」と奮起する性格
対して私は困難にぶつかると簡単に諦める性格
なぜそんなに好きなことを簡単に諦めるのか?
自分より才能がある相手に決して敵わないと思うから
才能…努力の結果ではなく才能だと思うんだ
才能の差だから努力しても無駄だと思うんだ
では今の仕事(心理カウンセリングや夢診断・夢分析)は結果がでないのに、なぜ続けているのだろう?
先日もスーパーバイザーのナラティブセラピーの技量に対して敵わないと思ったばかり
(関連ブログ:ナラティブセラピーによる自己分析81回目)
Kさんの時と同じようにショックなはずの出来事
それなのに心理カウンセリングの仕事を諦めようとは微塵も考えなかった
この差は何だ?
才能…まったくないとは思っていない
ときどき才能というわけではないが、自信を持つことがある
それに「いくら努力しても無駄」だとは微塵も思っていない
では絵は…(いまさらと言うこともあるが)努力しても無駄だと思う
この差は何だ?
心理カウンセリングのトレーニング…最初の傾聴はボロボロだった
それでも、めげなかった
自由連想法による自己分析・自己治療からの洞察:
自分の才能・能力に自信がないと努力もできない
これまで私は自分の仕事や趣味が長続きしない理由を、弟の負けん気の強い性格とは真逆の何でも直ぐに諦めてしまう性格のせいだと考えてきました。
しかし自己分析セミナーをテーマとした自由連想法による自己分析で得られた「才能・能力と努力」についての洞察から考えを改めました。
私を努力に駆り立てているのは、自分自身の才能や能力への自信でした。結局自分の才能や能力への自信がなければ「いくら努力しても無駄」と思うため、努力することもできないのです。
※ここでの自信とは「努力すれば何とかなる」と思える意味での自信であり、自惚れからの自信(過信)とは違います。
子供の自信を伸ばす親の褒める行為
このことは子育て(しつけ)において、親の子供を褒める行為が、子供の自分自身の才能や能力への自信(ひいては自尊心・自己肯定感)を伸ばすために決定的に重要であることを示しているように思えます。
もし親の子供に対する対抗心や羨望があまりに強い場合、(弟のように負けん気の強い子供は例外として)その子供は自分の才能を一切信じることができないため自尊心や自己肯定感が育たず、その結果ほぼ確実に無気力な人間に育ってしまうことでしょう。
「お前は才能がないのだから人一倍努力するしかない」という言い方では、(そうすれば努力してくれるとの親の期待とは裏腹に)子供の自信が損なわれて、(才能や能力のなさから生じる)決して報われることのない無駄な努力という無意識の信念に苦しめられることになりかねません。
自分に自信を持つ方法 心理学的ガイド本
子供に自信をつける子育ての方法 心理学的ガイド本