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恥ずかしさと罪悪感@女性恐怖症-自由連想法による自己分析・治療240回

自己分析のテーマ:

強迫思考から生じた嘔吐恐怖症への共感不全-自己分析で想起された、血尿検査の際に尿道に鉄の棒を突っ込まれ激痛に悶える様を看護婦にゲラゲラと笑われた体験と、中学生のときに下級生の女子たちから会うたびにゲラゲラと笑われた体験とのつながり。

自由連想法による自己分析・自己治療:

どちらも女性からゲラゲラと笑われた恥ずかしい体験という共通点がある
それなのに今まで一度もつながりがあるとは思わなかった
これまでは女性恐怖症の直接の原因は、中学生のときの下級生の女子からの「からかい」やいじめだと思っていた
しかしもっと幼い頃(小学校2年)に似たような体験をしていたとなると、女性恐怖症の根本的な原因はむしろ看護婦に笑われた体験の方なのかもしれない
(看護婦に笑われた体験をイメージ)
診察台で股を広げた姿勢で尿道に鉄の棒を突っ込まれる
激痛のあまり体をくねらせながら悶え苦しむ
看護婦のゲラゲラと笑う声が聞こえてくる
とっさに振り返ると、すぐ近くにいる2人の看護婦が私の悶え苦しむ姿勢を真似ながらゲラゲラと笑っている
「こうだよ、こう、馬鹿じゃないの(笑)」
激痛に悶えながら消えてしまいたかった
恥ずかしさのあまり、この看護婦たちの視界から一刻も早く消えてしまいたかった
「馬鹿じゃないの」と言われ、自分が何か「悪いこと」をしているような気がした
看護婦たちが馬鹿にしているだけでなく、怒っているようにも感じられた
「気色悪いもの見せてんじゃねえよ、この馬鹿、早く失せろ」
そうか、自分が見苦しいものを見せてしまったために、看護婦さんたちを怒らせてしまったのか…
(いつの間にか、うたた寝)
何かに立候補して目立ってしまい、同級生から「調子こいてんじゃねえよ」と怒鳴られる夢を見る
そうか、看護婦さんたちの気分を害して怒らせてしまったことに対して罪悪感を感じていたのか…

自由連想法による自己分析・自己治療からの洞察:

女性恐怖症の恥ずかしさの心理の背後にある罪悪感

おそらく女性恐怖症の原因となったと推測される、最も早期の女性とのトラウマ(心的外傷)体験の自己分析から、女性恐怖症では恥ずかしさのみならず、相手の女性を怒らせてしまったことに対する罪悪感も生じる可能性があることが洞察されました。
女性恐怖症ほか対人恐怖症 治療・克服ガイド
また今回の女性恐怖症に関する自己分析は「いじめ」についても新たな視点をもたらしました。
関連ブログ:いじめの被害者の罪悪感と加害者の怒り-自己分析

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