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ナルシシズム(自己愛)によるセミナー・ワークショップへの苦手意識-本による自己分析252回

自己分析のきっかけとなった本の文章:

ナルシシズム(自己愛)の際立った特徴の一つは…何かを教えてくれる相手に心を開くことに対する絶対的嫌悪。
臨床におけるナルシシズム―新たな理論 P.72 一部改変)

本による自己分析からの洞察:

ナルシシズム(自己愛)によるセミナー・ワークショップへの苦手意識

心理カウンセラーは心理カウンセリングのスキルアップや自己研鑽のために、心理学や心理療法のセミナー・ワークショップに参加する機会が多々あります。しかし正直私は苦手です…
仕事のためと思い葛藤を抱えつつ渋々出席していますが、その多くは苦痛に満ちたもので心底楽しめたことはありません…
理由はもちろん病的なナルシシズム(自己愛)のためです。上述の『臨床におけるナルシシズム』の指摘は苦手意識の理由の一部に過ぎません。
具体的には次のようなナルシシズム(自己愛)の心理がセミナー・ワークショップに参加する私に心理的苦痛をもたらします。

セミナー・ワークショップに共通した苦手意識の理由

・教わる方への羨望・嫉妬からの対抗心(地位や能力への羨望および他の参加者から賞賛の目を向けられることへの嫉妬心)
・その結果、つい出しゃばって自分の意見を主張してしまう(自分の考えには特別な価値があるとの自己愛性パーソナリティ障害的な特別意識)
・その自分の意見を否定されることによる半ば被害妄想的な激しい怒り(誰も自分のことを理解してくれない)
・講師の方の話を何でも鵜呑みにする従順的な他の参加者への軽蔑心(自分はそんな連中とは違うという自己愛性パーソナリティ障害的な尊大な心理)

ワークショップに固有の苦手意識の理由

・そのワークショップで取り上げられる心理療法への参加者の「○○って最高!」と盛り上がる雰囲気や一体感への嫌悪感
・自分だけがその輪に入れないことによる深い孤独感(自分だけが人と違って病的・異常な性格だからに違いないとの回避性パーソナリティ障害的な恐怖心)

意外な自己愛の心理

こうして改めて書き出してみますと、つくづく自分は自己愛人間なのだと思い知らされます。
また自分は自己愛の中でも回避性パーソナリティ障害(抑うつ型自己愛性パーソナリティ障害)の傾向の強い人間だと思っていたため(それゆえセミナー・ワークショップへの苦手意識や回避傾向が生まれると考えられるのですが)、自己愛性パーソナリティ障害的な心理が多く見られたことにはちょっと驚かされました。
そしてこのことが回避性パーソナリティ障害(抑うつ型自己愛性パーソナリティ障害)の心理についての新たな洞察をもたらしました。
関連ブログ:作成中
臨床におけるナルシシズム他、ナルシシズム(自己愛)心理学的分析本
オススメは『自己愛人間/小此木啓吾著』です。精神分析や心理学に馴染みのない方にも分かりやすくかかれています。
自己愛人間を読みますと、現代(80年代以降)がいかにナルシシズム(自己愛)の時代であることが分かります。

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