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冷酷な医師・看護士への怒り・不信感と母親への罪悪感・不安-自由連想法による自己分析・治療279回

自己分析のテーマとした症状:

医師や母親の話への不信感

昨日母親から電話で「肺がんの手術の日取りが決まった」との連絡がありました。ただその話に私は疑問というか不信感のようなものを感じずにはいられませんでした…
母親の話によれば様々な検査の結果、良性の腫瘍との診断が出ているにもかかわらず、担当の医師が「絶対に悪性の腫瘍に違いない」と自信満々に言い張り手術による切除を強く勧められたため仕方なく手術に同意し、さらに大変な手術だから命を落とす可能性もあると看護師から脅されるように言われたとのことでした。
たとえ良性の腫瘍でも今後の安心のために大事を取って切除するというのはよく聞く話だとしても、それならそう言えば済むものを、ただでさえ不安に駆られているはずの母親に対して「絶対に悪性の腫瘍(癌)に違いない」と自信満々に言い張る医師や、「死ぬかもしれない」と脅すような看護師の対応はまったく腑に落ちず不信感さえ抱きました。
しかしそうした医師・看護士への怒りとともに、それとは別の感情が渦巻いているようにも思えましたので自由連想法により自己分析を試みました。

自由連想法による自己分析・自己治療からの洞察:

冷酷な医師・看護士への怒りと母親への罪悪感・不安

自由連想法による自己分析の中で、冷酷とも思える医師・看護士の対応への怒りと同時に「いくらなんでもそんな馬鹿な話があるわけがない」との考えも芽生え、そう思うと今度は何か母親がとんでもない妄想に取り付かれているのではないかと思えたり、あるいは実は私を心配させまいとして母親が嘘を言っており、本当は肺がんなのではないかとの空想が生じたりしました。
そして最後に母親への罪悪感が空想されました。
これまで私は母親の話から、担当医師の見解には疑問を覚えつつも良性の腫瘍なのだからと安心し、今度の手術についてもさして心配はしていませんでした。
そこへ自由連想法による自己分析で「本当は肺がんなのではないか?」などと不安な空想が表れてきたため、楽観視していた自分が酷く罪深い人間のように思え、母親に対する罪悪感が生じたのでした。
もっとも本当のことはいくら自己分析しても解明されるはずもなく、こればかりは担当の医師に直接聞いてみないことには分かりません。
このため自己分析してみても、心の中のモヤモヤが晴れることはありませんでした…
医師・看護師など医療への不信感をテーマとした本
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P.S. その後、心の中のモヤモヤには母親のある言動が影響していたことが洞察されました。
関連ブログ:母親の否認・打ち消し?投影同一視?の防衛機制-自己分析・治療
さらに母親からの電話の翌日、おそらく母親への罪悪感に関係していると思われる迫害的な悪夢を見ました。
関連ブログ:心理療法を批判したことで報復される自己愛性パーソナリティ的な不安から生じた迫害的・被害妄想的悪夢-自由連想法による夢分析・治療

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