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生涯にわたって影響を与え続ける体験や記憶もある-嘔吐恐怖症・トラウマの自己分析・治療 目次:
生涯にわたって影響を与え続ける体験や記憶もある
社会構成主義の理論を寄せ付けないトラウマ(心的外傷)
生涯にわたって影響を与え続ける体験や記憶もある:
嘔吐恐怖症の記憶が蘇るからの自己洞察。
最近、記憶の曖昧さを実感-自由連想法による夢分析・治療で記憶の曖昧さを実感し、また社会構成主義の理論に触れてからは、過去の出来事やその記憶の持つ意味合いは絶対的なものではなく、その場その場で創造されるものとの考えを抱くようになりました。
しかし上述のブログでの、幼稚園の頃の非常に辛い嘔吐恐怖症の記憶が情動を伴って蘇り、(知性化の防衛機制により軽減されているとはいえ)当時と同じような恐怖心を感じた出来事は、私に生涯にわたって影響を与え続ける体験や記憶もあることを実感させました。
社会構成主義の理論を寄せ付けないトラウマ(心的外傷):
おそらくこの体験はトラウマ(心的外傷)と呼ばれる体験に当たると思われますが、ことトラウマに関しては社会構成主義の理論を安易に当てはめることはできないようです。
「意味は常に新しく創造されるもの」との社会構成主義やその影響を強く受けたナラティブセラピーの理論は絶対的な真実を表すものではなく、他の心理療法の理論と同じく「一つの考え方」に過ぎないのでしょう。
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余談ですが、社会構成主義の理論については今回の考察とは別に、もう一つ疑問を感じていることがあります。
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