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高所恐怖症の原因としてのトラウマ(心的外傷)-自由連想法による自己分析・治療 目次:

自己分析のきっかけとなった出来事
・過去の高所恐怖症体験の想起
自由連想法による高所恐怖症の自己分析
自由連想法による高所恐怖症の自己分析からの自己洞察
・過去のトラウマ(心的外傷)体験を原因とした高所恐怖症
自由連想法による自己分析の高所恐怖症への治療効果

自己分析のきっかけとなった出来事:

過去の高所恐怖症体験の想起

数日前の夜、布団の中で以前に仕事場で体験した高所恐怖症のことを思い出していました。そして(よせばいいのに)ビルの9階の窓から地上を見下ろすシーンをイメージしたところ、途端にめまいを感じました(@_@;)
こうなってしまうと、もう直ぐには眠れそうにありませんので「どうせ眠れないのなら」と高所恐怖症の原因を探るべく、自由連想法による自己分析を試みました。
※実は以前の自己分析(恐怖症の「めまい」は自己コントロールを失う恐怖-自由連想法による自己分析・治療)で、このときの高所恐怖症で生じた「めまい」が自己コントロールを失う恐怖の表れであるとの洞察を得ていたのですが、もう忘れていました^^;

自由連想法による高所恐怖症の自己分析:

(当時の高所恐怖症の症状をリアルに思い出す)
地上を見下ろす恐怖よりも、飛び降りたい衝動に駆られ、その衝動に耐え切れず今にも飛び降りてしまいそうな自分が怖く、必死に飛び降りたい衝動を抑えていた
何か目に見えない存在に自殺に誘われているような気がした
「早く飛び降りて楽になってしまえ」と
何度も自分に「そうだ、怖いのは一瞬だけだ。あとは楽になる」と言い聞かせ飛び降りようとした
しかし、いざ飛び降りたときに地面に落ちたときの衝撃や痛みをイメージすると、やはり怖くてできなかった
怖いと同時に「自分が勇気がない(勇気が欠けている)ダメな人間」だと感じていた
(急に学生のときの記憶が蘇る)
中学か高校のときの体育の時間
マット運動の授業
5段ぐらいの高さの跳び箱の上で逆立ちして、その状態から前転してマットに着地する練習
しかし怖くてできなかった
運動音痴の自分は、きっと頭から落ちて大怪我をするような予感がして怖くてできなかった
「おい○○(私)、何やってんだ早くしろ。後の人が飛べないだろ。怖いと思うから怖いんだ」と体育教師の檄が飛ぶ
(まずい…)
教師や同級生のイライラを感じ、このままではひんしゅくを買うことを恐れ「もう死んでもいいや」という気持ちで飛んだ
意識が飛んでしまったのか、どんな風に自分が飛んだのかは良く覚えていない
ただ逆立ちする前から既にバランスを崩してしまい、予想外に早く体が落ち焦ったことや(幸い)背中から落ちたこと…そしてそんな自分が惨めで恥ずかしかったことや「ああ、やっぱり自分はダメな人間だ」と思ったことだけは覚えている

自由連想法による高所恐怖症の自己分析からの自己洞察:

過去のトラウマ(心的外傷)体験を原因とした高所恐怖症

自由連想法による高所恐怖症の自己分析から、かつて仕事場で体験された高所恐怖症の症状に対して、学生時代のトラウマ(心的外傷)的な体験が原因なっている可能性が洞察されました。
私の推測では高所恐怖症とトラウマ体験との間には、以下のような因果関係があるものと考えられます。
・このままではひんしゅくを買うことを恐れ→早く飛び降りて楽になってしまえ
・怖いと思うから怖いんだ→怖いのは一瞬だけだ。あとは楽になる
・教師や同級生から感じるプレッシャー→「飛び降りる勇気がない」との自己評価の背後にある「飛び降りなければいけない」との無意識的な信念

自由連想法による自己分析の高所恐怖症への治療効果:

以上のような高所恐怖症の症状、特に「勇気を振り絞って飛び降りなければいけない」ように感じられたことの原因として、過去の跳び箱の授業でのトラウマ的な体験を結びつける解釈は私にとって、とても府に落ちるものでした。
おそらく今後もし同じように高所に身を晒すような状況に直面することがあっても、今回の自由連想法による自己分析の洞察が想起されれば、もう自殺衝動に駆られることもないような気がします。
このような安心感の芽生えが今回の自己分析の治療効果と考えられます。
高所恐怖症ほかの恐怖症 症状・原因・克服・治療ガイド本
トラウマ(心的外傷)症状・原因・克服・治療ガイド本

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