NO IMAGE

自由連想法による自己分析の内容(重要な連想のみ):

おたふく風邪 弟にうつした
それで人生を奪った 弟の人生を台無しにした
弟を踏み台にして 踏み絵

自由連想法による自己分析からの洞察:

忘却されていた記憶と罪悪感

弟にうつした おたふく風邪、その風邪が元で髄膜炎に罹ってしまい幼稚園に行けなくなった弟…
実はこの記憶はこれまで完全に忘却されていました。当時私は小学生ですからこんなに大事なことを覚えていないはずはないのですが…おたふく風邪を弟にうつしたこと以外はすべて忘れていました。
そして忘却されていた出来事とともに弟への罪悪感も浮上してきました。
また踏み絵とは中学生のときに親友Tの名前を書いた紙を親友Kと一緒に踏んづけてからかった(というより いじめた)出来事をさし、したがって弟におたふく風邪をうつしたことはいじめにも等しい行為だとして激しい罪悪感に苛まれていたことを示唆しているように思えます。

過剰な罪悪感がトラウマを生む

重要な出来事の忘却、およびその出来事の想起とともに罪悪感も一緒に思い出されたという事実は、これが私にとってはトラウマ(心的外傷)であり、そのトラウマは罪悪感に耐え切れなかったことから生じたことを推測させます。
この罪悪感から気づいたことですが、前回の自己分析(情けで育ててもらった恩を忘れた罪は死んで償うしかない-自由連想による自己分析73回目)で明らかになったように、私には「自分の犯した罪に対して過剰に罪悪感を感じ、その過剰な罪悪感からさらに過剰な償いを生む」傾向があります。
このような性格が罪悪感に対する耐性を著しく低下させ、その結果今回のおたふく風邪の件のように、自分が感じる必要のないことにまで過剰な罪悪感を抱き、その罪悪感に耐え切れずに出来事自体を意識から葬り、体験をトラウマ化せざるを得ないような事態を引き起こしたのではないでしょうか。

過剰な罪悪感への防衛から自己愛性人格障害のように

また私は自己分析を始めた頃、自分のあまりの罪悪感のなさから自己愛性人格障害を疑っていたのですが、このような錯覚は「自分自身で過剰に高めた罪悪感に耐え切れずに、その罪悪感を防衛機制で抑圧し感じなくなっていたためだと思われます。
「トラウマ」克服・治療本リスト

NO IMAGE
最新情報をチェック!