NO IMAGE

偽りの正義感による自己主張-自由連想法による夢分析117回

夢:

取引先からウェブサイトの仕事の依頼。しかし指示の内容に疑問を感じました。なぜならクライアントの社長が個人的な恨みから相手の女性が暴行されている映像をモザイク入りで載せるように要求していたからです。
「こんなもの、まともな企業サイトに載せられるわけがない」
そう思い、勝手にコンテンツに修正を加えたのですが…後で元に戻せなくなってしまいました(T_T)

自由連想法による夢分析の内容(重要な連想のみ):

昨日のウェブサイトの仕事の依頼
スタールシートによるデザインへの固執
自分のエゴ(自己愛への執着)からスタイルシートに固執していた
危ないところだった

自由連想法による夢分析からの洞察:

この夢は本格的に自由連想法を用いるまでもなく意味が分かりました。昨晩の出来事との結びつきがすぐに理解できたためです。
私は心理カウンセリング夢診断・夢分析だけでは食べていけないため、昔していたデザインの仕事もしています。しかしそのデザインの仕事も自分のデザイン力や技術力への自信のなさから度々仕事を断っていたため収入が減ってしまっていました。
そこで暇を見て、メインの取引先があまり力を入れていないと思われたスタイルシートによるウェブデザインの勉強を進めていたのですが、その矢先に昨日ウェブデザインの仕事の依頼があったのです。

自己愛を満たすための自己主張

おそらくスタイルシートへの固執は、これまでの勉強で培った実力を見せつけ仕事の依頼を増やすために生じたのだと思われます。したがってこの主張は自己愛的な満足に過ぎません。
しかし冷静に考えますと実際の作業はチームで行われるため、仮に他の方がスタイルシートに不慣れだったとしても、それは私の評価を高めるというよりも、逆に意見調整などに時間をとられるなどして迷惑をかける恐れがあります。もしそれでもスタイルシートによる制作を主張し続ければ、おそらく私は制作チームから外されることになるでしょう。
まったく危ないところでした。

偽りの正義感による自己主張

もう一点、スタイルシートへの固執について厄介だったのが、正義感とも言えるような信念の存在でした。
昨日の私は取引先の社長に対して盛んにスタイルシートの有効性を力説していました(もっともそれは本からの受け売りなのですが^^;)。
この正義感(というより、偽りの正義感)とは実に厄介なものです。なぜなら偽りの正義感に駆られての行動では、自分の主張が受け入れられないと、それは「相手が自分の実力を羨んで嫌がらせをしようとしているからに違いない」などと迫害的に考えてしまうことがあるためです。
まるでコペルニクスに自分を重ね合わせて「自分の主張が正しいからこそ世間から迫害されるのだ」と言わんばかりです。
この夢を見るまで私は、自分の主張が容易には受け入れられないことを知り、「どうすれば自分の主張を押し通すことができるか」ということばかり考えていました。
おかげで危なく仕事を失うところでした。夢(そして夢分析)さまさまです。

NO IMAGE
最新情報をチェック!