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自由連想法による自己分析の内容(重要な連想のみ):

「大きくになってもパパのような大人にだけはなっちゃ駄目よ」
子供の頃、母親と祖母から繰り返し聞かされてきた言葉
私も父親のことが大嫌い
共通の敵
父親が腎不全悪化で入院したときの母親の安堵
「いなくなってホッとした」
確かに子供の頃から、父親がいるといないとでは家庭の雰囲気が違っていた
そもそも毎日マージャンに明け暮れ、家にほとんどいなかった
家族の蚊帳の外
最初からいないのと一緒、存在を無視
邪魔者扱い
悪霊
疫病神
不幸をもたらす死神
父親の「お前の子供だろ! お前が何とかしろ!」
母親から聞いた話
・女の子でなくてガッカリして病院から帰ってしまった父親
・一度も子供たちと手をつないだことがない父親

自由連想法による自己分析からの洞察:

父親の心理的ネグレクト

これまでの自己分析では、父親への嫌悪は「母親と祖母の教えの取り入れ」だと思っていました。しかし最後の父親の言葉や母親から聞いた父親の様子を思い出したとき「父親は私や弟のことを(気持ちの上では)自分の子供だとは思ってなかったのかもしれない。だから無関心だったのかもしれない。」と思えました。
以前に溺愛への防衛としての感情抑圧-自由連想法による自己分析116回で母親の溺愛のことを心理的ネグレクト(心理的無視)と同じくらい苦痛なことと述べましたが訂正いたします。
コフート理論とその周辺―自己心理学をめぐって』に次のような一文があります。
「両親のうち、心的外傷が少なかった方を中心に自己が組織化されることが多い」(P.96)
父親の心理的ネグレクトよりも母親の過干渉の方が、私には心的外傷が少なかった。そのため私は母親から実に多くの性格傾向を取り入れ、父親の性格傾向はことごとく無視したのだと思います。
結局、それがどんなに有害な関わりだとしても無視されるよりはマシなのであり、心理的ネグレクトほど子供にとって苦痛なものはないのかもしれません。
心理的ネグレクトほか、ネグレクト解説本

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