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夢:

@慣れない職場。完全に会社のお荷物状態。
昼休み。近所のパニーニ屋さんへみんな行くのでついていく。外国人のお客さんも多く、きっと本格的な味なのだろう。
しかし他のお客さんの勢いに押されて、なかなか買えない。
「もう別の店(チェーン店)のサンドイッチでもいいや」と思う。

夢から覚めた直後の連想:

憂鬱な気分。惨め。孤独。

自由連想法により夢分析:

近所のパニーニ屋さん

近所にパニーニ屋さんはない
千駄ヶ谷のパニーニ専門カフェ 気にはなっているが一度も入ったことはない
パニーニだけだとお腹いっぱいにならない気がする かえって高くつきそうだし
祖母の「何でもちゃんと食べなさい」
言われるときは癪だが、その教えに従うかのように栄養のことを気にし、しっかりした食事をしなければと思っている
お兄ちゃんなんだから、ちゃんとしなさい
食事もお兄ちゃんらしさの一環
だから幼稚園でも、何でも残さず食べようと吐いた食べ物まで食べた
アスパラガスを吐いたとき
「だって全部食べろって言われたから」
「だからって無理して食べなくても良かったのに」
(だって全部食べろって言ったじゃない!)
言われたことには何でも従わなければいけないと思っていた
これなら便利屋のように利用されることに疑問を抱かないはずだ
復讐の一面も
相手に「酷いことをした」と思わせたい 後悔させたい 自分への仕打ちを
面と向かっては怒りを表せないので、自分に危害を与えることで相手に復讐する
そのために相手のしたことの酷さを増幅
そのためなら自分を傷つけることも厭わない
根底に激しい憎しみがある

他のお客さんの勢いに押されて、なかなか買えない 「もう別の店(チェーン店)のサンドイッチでもいいや」と思う

諦めて別の店の大して食べたくもないサンドイッチにするという大げさな反応で、「お前が押したせいで俺は食べたくもないサンドイッチを食べる羽目になったんだ」と、相手を責め立てている

自由連想法による夢分析からの洞察:

自虐的性格

私には欲求を満足させるため、自己主張する代わりに安易に自分を痛めつける自虐的な傾向があるようです…幼稚園での自虐的な出来事も「全部は食べられない」の一言が言えないがために代わりに自分を痛めつけることで何とか先生に気持ちを伝えようとしています。
幼稚園の頃の過激な自虐行為は大人になるにしたがい影を潜めましたが、自虐的な傾向自体は今でも「わざと相手を怒らせる」「気に入らない相手への自虐的な空想」として残っています。
つい先日も不快な騒音に悩まされたときにとった私の行動は、「統合失調症の幻聴体験の理解につながる」として騒音に耐え続けるというものでした。
このときは本当に心理カウンセリングの仕事に役立つと信じて疑わなかったのですが…今では自虐的と思えるこの試みはトラウマとして心の深層に刻み付けられ、その後一時的にPTSD(心的外傷後ストレス障害)のフラッシュバック様の知覚過敏、幻覚様体験、現実感覚喪失、気力減退、睡眠障害などの症状を引き起こしました。
関連ブログ
統合失調症の幻聴を疑似体験
統合失調症の幻覚・離人感を疑似体験
どうも私は、身体を意図的に痛めつけるような自虐行為には気づくことはできても、心理的な被害を被ったり不利な立場に身を置くような意味合いの自虐性にはほとんど無頓着な性格のようです。そのような自虐的行為にあまりにも馴れ親しんでしまっているのです…
これまでの自己分析で、自虐的な性格傾向をある程度は自覚していたつもりでしたが、今回の夢分析により、自虐的性格が自覚されていたよりも遥かに広範囲に悪影響を及ぼしていたことを知りました。

リストカットとは違う自虐的傾向:

最後に自虐行為と聞けばリストカットを連想しますが、私の自虐的傾向はリストカットの心理とは少し違っているようです。
私の理解ではリストカットによる自虐は失われた現実感覚(生きているという実感)を取り戻すための試みであり背後には空虚感があると考えらますが、私の場合は相手への意思表示や恨みを晴らすために自虐的行動や空想が使われています。
突き詰めれば何か共通点があるのかもしれませんが、私の自虐的傾向はやはりリストカットに苦しむ方が持つ自虐的傾向とは異なる気がします。
自傷行為 治療・手記本リスト

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