自由連想法による自己分析の内容:
前回の自己分析(食事への恐怖から嘔吐恐怖症に-自由連想法による自己分析139回)での回想
「人を困らせて何がそんなに楽しいの!」
自分はそんなつもりは毛頭ないのだが…
そんな風に思われるのは、もしかしたら自分は気づかないうちに他人に意地悪する、まったく自覚なしに他人を傷つけてしまっているのかもしれない
これは恐ろしいことだ! 何しろ自覚がないのだから防ぎようがない!
だったら自分が傷つくように仕向けていれば、他人を無自覚に傷つける心配はなくなるのではないか?
これは名案だ これしかない 被害を防ぐにはこの方法しかない
苦しくても仕方がない
そうしないと恨みからどんな仕返しをされるか分からない
きっと倍返しされるに決まっている
それだけ酷いことをしているわけだから
当然の報いだ
自由連想法による自己分析からの洞察:
自分勝手で身勝手な人間という自己評価
私は自分のことが、つくづく自分勝手で身勝手な人間だと思うことがよくあります。たとえば次のような調子で…
「他人に何かアドバイスしたくなるのは、アドバイスすることで自分の力を誇示し、相手から賞賛されたいからに違いない」
「他人に親切にしたくなるのは、そうすることで恩を売り、以後そのことを引き合いに出して相手を奴隷のように服従させたいからに違いない」
またこのような心理(空想)が、「こんなに身勝手で自分の利益しか考えないのは、きっと重症の自己愛性人格障害だからに違いない」との自己評価へとつながっていました。
他人を傷つける恐怖が自分勝手の信念に
しかし今回の自己分析で、このように「少しでも自分の利益になることをすべて自分勝手で身勝手な行為と決め付ける」ような心理の一因だ明らかになったように思えます。
おそらくこのような信念は無自覚に他人を傷つける恐怖から生み出されたのでしょう。
「自分勝手」をテーマとした本