夢:
本田圭佑(名古屋グランパスエイトからオランダ一部リーグのVVVフェンローへ移籍したオリンピック代表サッカー選手)が、通訳を介してしか会話できないことを理由に年俸を半分に減らされたことについて不満を漏らしている。
夢分析を行う前の感想:
通訳…もしかして本田圭佑って在日韓国人?
自由連想法による夢分析・自己治療:
Wikipediaで本田圭佑について調べると大阪府摂津市出身とある
摂津市…以前に勤めていた会社の寮があった場所だ
駅から遠く、近所にパパママストアのようなコンビニしかない不便な場所だった
よく出勤前に自動販売機でカロリーメイトと牛乳を買って朝食にしていた
営業成績が上がらないため東京の本社から実質左遷された
ごみごみして品がなく、好きになれない街だった
だから休みの日は画廊巡りのため、毎週京都や神戸に出かけていた
画廊巡り…予備校生のときよく授業をサボってしていた
小学生のときから絵は好きだったし、お金を掛けずに時間をつぶせる
何で予備校に行ったのだろう?
少なくても入るときは、まだ勉強する気があった
それが入った途端…
初めての一人暮らし(下宿)
やっと母親の過干渉から解放された、自由になれた気分だった
画廊にはきれいな女性の人もいた
企画画廊ではなく、海外の画家の版画を売る画廊だった
あるとき急にモデルに転職して辞めてしまった
その後就職してから版画をローンで買い漁った
たしかに収集癖のようなものはあった
でも買った版画が買値よりも高く売れると信じて疑わなかった
しかしお金がなくて売ろうとしても買値がつかなかった…
何やってるんだろう…
版画を買うのを止めると同時に画廊巡りもしなくなった
急に熱が醒めた
画廊めぐりのときは必ずスーツ姿だった
なんであんなにスーツが好きだったのだろう?
ステータスを感じていた
大阪にいた頃、一人でよく休日出勤もして、上司に注意された
別に仕事が好きだったわけでもないのに、なぜ?
暇を持て余すのが苦手だった
躁的防衛か
常に何かで心の中を埋めていないと気が済まない
そういえば入社してから3ヶ月間仕事がないときが一番辛かった
絵画鑑賞の次はカリグラフィー・写真…と次々と趣味を変えていった
カリグラフィー・写真は、そのときは「仕事に」と考えていた
そうか、ただ趣味として楽しむことができないんだ☆
だから見るだけでは飽き足らずに絵を購入し、カリグラフィー・写真は仕事にしようとした
純粋に物事を楽しめない…子供の頃からそうだった
楽しむための何がしかの理屈が必要だった
最近感じたことだが、楽しさを感じた瞬間すぐにブレーキがかかる
格闘技などを観て興奮すると、直後に得体の知れない不安を感じ吐き気がすることさえある
あらゆる刺激が不安に結びつく、楽しいことさえも
子供の頃、楽しい気分に浸ると父親や母親に怒鳴られた記憶しかない
楽しい気分を共有した記憶がない
覚えているのは怒鳴られた記憶ばかり
子供の頃から同級生を応援したりすることもできなかった
怖くて声が出せなかった
自由連想法による夢分析・自己治療からの洞察:
これまで、趣味をすぐに仕事にしようとする心理は、自分自身の能力を万能視する理想化・万能感・否認などによる躁的防衛だと解釈していました。
(関連ブログ:躁的防衛による信頼喪失-自由連想法による自己分析129回)
しかし今回の自由連想法による夢分析・自己治療から、いっけん躁的防衛に思える心理には、子供の頃の恐怖体験が影響を与えていることが示唆されました。
楽しむことで罰せられる恐怖と躁的防衛
子供の頃から楽しさを表現すると両親から怒鳴られるという恐怖体験を繰り返すうちに、楽しさを素直に表現できなくなり、代わりに楽しさを感じることへの両親の承認を得るための合理的な理由を必要とし、その心理が趣味を仕事へと駆り立てる(躁的防衛のように見える)心理を生み出していました。
私の中の躁的防衛と思える心理は、自己愛性パーソナリティ障害的な防衛機制(理想化・否認・万能感)というよりも、楽しむことで罰せられる恐怖から生じていたのです。
子供に楽しむ権利などない
よその家族のことはよく分かりませんが、我が家では両親が子供に対して「育ててやっている」「飯を食わせてやっている」点がことさら強調されていたような印象があります。
ですから我が家では、両親のお情けで生活されてもらっている分際の子供が、のんきに楽しく笑うことなど許されず、ひたすら感謝することだけが求められていたように思えます。