NO IMAGE

自尊心・自己肯定感・自己信頼感も自己愛のうち-自己分析・治療 目次:

自己分析すると自己愛が強くなる?
自尊心(自尊感情)・自己肯定感・自己信頼感も自己愛のうち

自己分析すると自己愛が強くなる?

これまで精神分析の自由連想法やゲシュタルト療法(ゲシュタルトセラピー)ナラティブセラピーなどを用いて300回以上に渡り自己分析を行ってきた結果、自分自身のある変化に気づかされました。
それは自己愛に関する変化です。
ブログのタイトルに「抑うつ型自己愛性パーソナリティの心理カウンセラーの自己分析・自己治療の記録」とありますように、私は自分が自己愛的(自己愛が強い)人間だと自己分析しています。
たとえば私には若い頃から「人から何か言われても、自分が納得できないと受け入れることができない」傾向があり、これなども自己愛の強い証だと考えていました。
そのため自己分析をすれば、このような意味での自己愛がなくならないまでも、かなり軽減するのではないかと予想していました。
ところが毎回、自己分析でそれなりの自己洞察が得られ、気持ち的にはずいぶんと楽になっていったにもかかわらず、上述の「自分が納得できないと受け入れることができない」傾向は収まるどころか、以前にも増して強くなってしまいました(@_@;)
このため当初は「自己分析をすると自己愛はむしろ強くなる」あるいは「自己分析は元々ある性格を強くする」のかもしれないなどと考えていました。

自尊心(自尊感情)・自己肯定感・自己信頼感も自己愛のうち:

しかしその後コフートの自己心理学や、エリスの論理療法の流れをくむアサーション(自分も他人も尊重しながら自己表現する方法)などの理論から、当初私が自己愛と考えていたものは、自己愛は自己愛でも健全な意味での自己愛であることを知るに至りました。
これらの心理学理論によれば私が(否定的な意味での)自己愛と確信していた「他人の話を自分が納得できなければ受け入れることができない」心理が実は自尊心(自尊感情)・自己肯定感・自己信頼感という言葉で表される感情、具体的には「自分の考えや気持ちを信じても良いと認められる(自己受容できる)」感情を示していたのです。
では私は長い間なぜこのような思い込みをしていたのかと考えてみますと、この自己愛に関する思い込みには抑うつ型自己愛性パーソナリティ(回避性パーソナリティ)のある特徴が関与しているように思えます。
関連自己分析:作成中

NO IMAGE
最新情報をチェック!