自己分析のテーマとした身体症状:
軽いぎっくり腰による腰痛がいつまで経っても治らない
自由連想法による自己分析の内容(重要な連想のみ):
二か月間の寝たきり 祖母の部屋で寝ていた
一番身近で僕を見ていたのは、祖母だったのでは
一番心配してくれていたのも、一番気持ちを分かっていてくれたのも
祖母だけは手を挙げたことがない 口うるさいけど
好奇心を伸ばしてくれた祖母
自由連想法による自己分析からの洞察:
腰痛から、骨折により二か月間寝たきりだったときの記憶が回想されました。今まで祖母の部屋で寝ていたことは記憶していましたが、そのことが意味するものを考えたことなど一度もありませんでした。
祖母のおかげで生き延びることができた
以前に祖母から、おんぶした私が「あれ何?」「これは?」と質問し続け、運転手に「うるさい!黙らせないと降ろすぞ!」と叱られてとても困った話を聞かされたとき「あぁ自分は祖母のおかげで好奇心を伸ばすことができたんだ」と思いましたが、今回の自己分析で祖母からは好奇心を延ばしてもらえただけでなく、人生でもっとも辛かった時期*を支えてくれたのだと実感しました。
あの時期は自分でも「よく生きて来れたな」と思うほど心理的に危機的な状況でしたので、祖母のおかげで生き延びることができたように思えてなりません。
*母親の(おそらく強烈で病的なまでの溺愛から生じた)身体的・心理的虐待への恐怖心から深刻な嘔吐恐怖症に陥ることで体重が激減し、医学的には原因不明の血尿が出ました。
トラウマ(心的外傷)治療ガイド本リスト