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自由連想法による自己分析の内容(重要な連想のみ):

父親を除く家族全員の結びつき
弟はちょっと例外 彼一流の気遣い 父親の寂しさを敏感に感じて
常に孤独だった父親さんは幸せだったのかな、楽しいことあったのかな
「何言ってるの、あれだけ好きなことばかりして!」
この親不孝者! 裏切り者! そんなに母親さんが嫌いなの! そんなに苦しめたいの!
母親に対して完全に共感し損ねた 酷いことを言った
母親が何か願望めいたものを臭わせるだけで、それを直ちに叶えないといけないように感じる
さもなければ私が母親を迫害している・苦しめていると母親に思われる

自由連想法による自己分析からの洞察:

自己分析を始めてから亡き父親への思いに変化が生じてきました。それまでは家庭内暴力を振るう下品な印象しかありませんでしたが、最近では「果たして父親はそれで幸せだったのか?」と思うようになりました。
そのことを母親に話したところ自由連想法で想起されたように激しい批難を受けました(実際に言われたのは「何言ってるの、あれだけ好きなことばかりして!」の部分のみで、それ以降の2行は母親の言葉に対して感じたことを示しています)。
これまでの自己分析でたびたび触れてきましたように、母親はことあるごとに「父親のような大人にだけはなってはならい」と言い聞かせていましたが、それだけでなく私が父親のことを(悪くではなく)良く言うことも許しませんでした。
そのことをうっかり忘れて、父親に同情を示すような発言をしてしまったために、上述のような激しい怒りを買ったのです。

母親の自己愛の延長物

私は幼い頃から常に「母親の望みを叶えるような生き方」をしないといけないようなプレッシャーを感じながら育ちました。
私のように他人の(無意識的なものも含めた)願望を叶えることが人生の目標であるかのような生き方は他人の自己愛の延長物のような生き方と言われます。
また母親のように相手を「自分の願望を満たすための道具」のように扱い無意識に操作しようとする態度には他人を自己愛の延長物のように扱うという言い方をします。

偽りの自己の肥大

このように自分の欲求は無視して他人の欲求を満たすことのみに関心を寄せ続けることは、小児科医であり精神分析家でもあるウィニコットが偽りの自己と名づけた他人の欲求を自分の欲求と信じ込む心理をどんどん肥大させ、しまいには自分が本当は何をしたいのかまったく分からなくなるという深刻な精神障害を生み出すと言われています。

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