夢の内容：
会社に出社する途中、会社の元上司の男性（グラフィックデザイナー）とその部下（女性）とばったり遭遇。途中まで一緒に行くことにする。どうやら道を間違えた模様。
下北沢へ引き返す道を見つける。しかし彼等にはずいぶんと遠回りになってしまう道…それにかまわずその道を行く。
女性が自動販売機で３人のドリンクを買おうとしている。
自由連想法による夢分析の内容（重要な連想のみ）：
充電切れ 電池切れ 疲れた 休みなし 休めない
休むことを許せない そんな自分を許せない
いい加減 不真面目 やる気がない 嫌がらせ わざと困らせる 恥をかかせてる
頑張らないと母親を困らせる・恥をかかせる そう責められた 被害妄想
そうやって復讐してるんでしょ あたしを苦しめたいんでしょ！
嫌らしい 汚らわしい 不潔 陰険
ほんと意地の悪い子だ 残忍 冷酷 悪魔 生むんじゃなかった、あんたなんか
痛い思いして損なだけ 貧乏くじ ハズレ
ついてない 運に見放された なんて不幸なの
こんな子を宿されるなんて 毎日神に祈り続けたっていうのに 何のご利益もない
自由連想法による夢分析からの洞察：
後半部分は自由連想法により無意識の内容が漏れ出してきた感じがよく出ています。なにしろ母親がこのように考えていると想像したことなど一度もありませんから。
休めない性格
私は自分が休みを取ったりボーっとしていることが許せない性格で、そのため一人で仕事を抱えて体を壊してしまったこともありました（原因不明の一時的な記憶障害）。
しかしまさかそれが母親への無意識の空想から生じていたとは思いもよりませんでした。
母親の失望への汚名挽回から休めない
おそらく幼いころの私は（事実かどうかは別にして）「母親が悪魔のように酷い子供を授かってしまったことで失望している」「自分は望まれない子供なんだ」と思い「このままではいつかきっと母親から見捨てられてしまうに違いない」と危機感を感じたのでしょう。
そして母親から見捨てられなために、常に良い子になるように休むことなく努力し続ける必要があったのだと思います。
私には「休めない」ことと共に幼い頃から「良い子・優等生と見られたい」との強い願望がありましたが、この二つの性格は母親の失望への汚名挽回の手段として一つにつながっていたのですね。これも新たな洞察でした。
見捨てられ不安 心理学的分析本リスト