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仲間からの拒絶と羨望の不安が葛藤に-自由連想法による夢分析70回目

夢の内容:

何かの合宿に参加している。親友FとWと同じ部屋になる。
Fと散歩に出る。どこへ行こうかと迷っているうち突然視界に一面の原っぱが出現。きれいだなぁ…
嬉しくて原っぱを自転車で駆け回るが下まで降りて行くのは止める。でも徒歩のFは果敢にも下まで降りて行く。
「何で降りて来ないの!」
全身泥だらけになった彼が怒り狂っている。
恐くなり逃げるように先に帰る。
今日は終業式の日。そろそろ先生が来そうな気配があるがまだ間に合うと思い急いでトイレへ行く。トイレから戻ると席がほとんど埋まっており空いている一番前の席に座る。
ホームルームはあっさりと終了。
部屋に戻るとFが私のTシャツ全部に落書きをしていた…
Wが落書き他の悪戯の計画を書いた単語カードを見つける。最初から悪戯する気だったとは…無二の親友だと思っていたので大変なショックを受ける…

夢から覚めた直後の連想:

何でFがあんなことを…信じていたのに…何でこんな夢見たんだろう? 理由が分からない…
どんなに理想化されていても、その裏には必ず憎しみがある?

自由連想法による夢分析の内容(重要な連想のみ):

下まで降りて行くのは止める

堤防の下は沼地 私が高校3年のときに自殺しようと思った場所…それで思い留まったのか…
(再び夢を見直す)
でも、Fは果敢にも下まで降りて行く そう、彼は命知らず 実際そんな風に感じたことがある
学校のトイレットペーパーへの悪戯
彼は見た目はパンクロッカーだけど、そんな悪さをするとは思ってもいなかった
止めさせようと、いや止めて欲しかったが何も言えなかった ショックだった 不良
逆らえなかった 何に? 権力に 自分の中の いや違う
「まじめぶっている」と思われたくなかった 羨望を向けられるのが恐かった
まじめと見られるのが恐かった それでは仲間外れにされると思った
君と一緒の気持ちだ 自分は違うとは決して言えなかった
浮いた存在になるのが恐かった だから親友に何でも合わせていた 自分を押し殺して

自由連想法による夢分析からの洞察:

仲間から拒絶される不安

自分はこれまで、自己中心的で孤独を好む一匹狼のような性格で、それゆえに集団生活に馴染めないと思っていたのですが…それは表面的な自己理解に過ぎず、より深層のレベルではむしろ仲間から拒絶される不安で一杯なのでした…

拒絶される不安の回避

心理療法のセミナーなどに参加した際、私はよく自分一人だけが学習仲間の輪に入れないかのような孤独感を感じるのですが、この孤独感は学習仲間から拒絶される不安から生じていたのでしょう。
そして、その後の徐々に仲間から距離を置いていく態度は、自分から拒絶することで相手から拒絶される苦痛を回避していたのだと思います。

羨望を向けられる不安

一方、私は相手から羨望を向けられる(妬まれる)ことにも不安を感じるわけですから、セミナーなどで自分が何かを上手くおこない周囲から褒められるようなことがあると、嬉しさと同時に羨望を向けられる不安も味わうことになります(罪悪感を感じることもあります)。

拒絶と羨望の間の葛藤

黙っていると拒絶される不安を感じ、何か話すと今度は羨望を向けられる不安を味わう…拒絶と羨望の間の葛藤
これでは楽しいはずないですね(T_T)

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