「虐待の連鎖」が生じなかった私の人生
要約:「虐待は連鎖する」との見解は今や常識化しつつあるが、私自身の子ども時代を振り返ると、父からは恒常的に暴力を受け、母からは特に小学2年生の時期に生き地獄と言えるような恐怖を味わったにも関わらず、その後の人生に連鎖の痕跡は見当たらない。 「虐待の連鎖」論は今や常識 臨床心理の分野では「虐待の連鎖」「自己愛の連鎖」などというように、親から虐待を受けたり、あるいは自己愛的な性格構造の親に育てられた子 […]
要約:「虐待は連鎖する」との見解は今や常識化しつつあるが、私自身の子ども時代を振り返ると、父からは恒常的に暴力を受け、母からは特に小学2年生の時期に生き地獄と言えるような恐怖を味わったにも関わらず、その後の人生に連鎖の痕跡は見当たらない。 「虐待の連鎖」論は今や常識 臨床心理の分野では「虐待の連鎖」「自己愛の連鎖」などというように、親から虐待を受けたり、あるいは自己愛的な性格構造の親に育てられた子 […]
『父の逸脱―ピアノレッスンという拷問』の著者のラファエルさんの父親と、私の母の共通点として、自分の身に起こることを過大視し、子どものそれを軽視する自己中心性の病理が、子どもの気持ちへの共感能力の欠如を生み出している可能性を分析しました。
『父の逸脱―ピアノレッスンという拷問』の著者のセリーヌ・ラファエルさんが教師から「この子には才能がある」と言われたことは私にも似たような経験があるため、その点を手掛かりに虐待レベルの厳しい躾を生む親の自己愛的な心理を考察しました。
北九州連続監禁殺人事件の犯人の息子さんが、もっぱら母親のことを憎んでいたことと、私も子どもの頃に同様の心理状態だったことから、人は極度の恐怖心を感じる人に対しては怒りさえ感じることができないのではないかと推測されます。
自己分析のテーマ: 子供の頃の空想と公認会計士受験のときの記憶との関係。 自由連想法による自己分析・自己治療: 『乳児の対人世界-臨床編』を読んでいて、何気なく子供の頃の空想を思い出した 片思いの女子の足が太ももから切断されていて歩けないので、それを自分が救出する空想 すると今度は公認会計士受験の頃の記憶が蘇った 過去の未解決な心理的問題の反復による女性恐怖症-自由連想法による自己分析・治療233 […]
疲労の感覚が麻痺-自由連想法による自己分析・治療228回からの続き。 自由連想法による自己分析・自己治療: 子供(幼稚園)の頃の記憶 夜ベッドの上で箱庭のようにおもちゃを並べて遊んでいた そうすることで空想の世界に浸っていた この頃から、いつまでも寝ないで起きていることを好んでいた 遊んでいたというよりも、寂しさを紛らわしてした 両親に気づかれないように豆電球だけ点けて遊んでいた それでも必ず見つ […]
自己分析のテーマとした空想: 嘔吐恐怖症で食費を節約-自由連想法による自己分析137回で洞察された、母親の目には「血も涙もない悪魔か、あるいは頭のおかしい子供のように見えたのではないか?」との無意識の空想 自由連想法による自己分析の内容(重要な連想のみ): そういえば地獄の特訓にも一人だけ行かされた 私は人から「あまりに異常な性格のため、矯正か洗脳でしか直せない」ように思われているのではないか? […]