自己分析のテーマ：
子供の頃の空想と公認会計士受験のときの記憶との関係。
自由連想法による自己分析・自己治療：
『乳児の対人世界-臨床編』を読んでいて、何気なく子供の頃の空想を思い出した
片思いの女子の足が太ももから切断されていて歩けないので、それを自分が救出する空想
すると今度は公認会計士受験の頃の記憶が蘇った
過去の未解決な心理的問題の反復による女性恐怖症-自由連想法による自己分析・治療233回の自由連想法に現れてきた税理士受験の女性との出来事
その女性が一部の科目免除のために大学院を受験することになり、それならばと経済学の講師を買って出た
「好意を持っている女性の役に立ちたい」という点で、子供の頃の空想と似た心理だ
しかし今考えると馬鹿げている
何しろ私は経済学が得意な方ではなかったのだから
万能感に支配されていたのが見え見えだ
あっ、「好意を持っている女性の前で良いところを見せたい」それで万能感が働いたのか☆
何だ、そんなことだったのか
それにしても子供の頃は、どうしてあんな病的とも思える空想をしたのだろう？
強制的に自分を必要とさせる？
そういえば付き合っている女性がいるとき、彼女が他の男性と話をしているのを見るだけで強烈な嫉妬心を抱いた、態度には出さなかったけど
ラストフレンズの及川宗佑も強烈な嫉妬心をよく抱いていた
彼も私も自己愛の強い人間だ、もっとも私はデートDVなんてしないけど
彼は独占欲の強い人間だった
私の強烈な嫉妬心も独占欲の表れなのか？
ではなぜそんなに独占欲が強いのだろう？
（昔付き合っていた彼女が他の男性と話をしているところを想像）
相手にされない、のけ者にされている感じ
もっといえば、かまってくれない
まるで子供のような心理だ
子供…母親が弟にだけかまって相手にしてくれない
（幼稚園児の頃の印象に残っている記憶）
母親と弟が町に出かけて、私だけが一人お留守番
急にウンチがしたくなり、さらに「一人でトイレに行けない」と道を歩いている母親に泣き叫んで訴えかけた
もちろん一人でトイレに行けない歳ではない
そうか、一人だけ置いてきぼりにされて寂しかったのか
だから「かまって欲しかった」のか
自由連想法による自己分析・自己治療からの洞察：
自己愛人間は寂しがり屋の性格
私を含めて自己愛の強い（あるいは自己愛障害の）人間は非常に寂しがり屋な性格のようで、その寂しがり屋の性格が恋人との関係において強烈な嫉妬心を生み出すようです。
おそらく恋人が別の男性あるいは女性と話をしているのを見るだけで（たとえば子供の頃の私の体験のような）過去の非常に辛い体験での寂しさが再燃してくるのでしょう。
寂しがり屋の性格が招く自己愛性パーソナリティ障害と回避性パーソナリティ障害
そしてその強烈な寂しさ（意識されるのは嫉妬心）を力ずくで紛らわす（解消する）行為に及ぶのが自己愛性パーソナリティ障害に近い人であり、反面（私のように）それ以上の寂しさを回避するために人との接触をなるべく避け孤独の道を選び、なおかつ空想の中で孤独な寂しさを紛らわす（解消する）のが抑うつ型の自己愛性パーソナリティ障害（あるいは回避性パーソナリティ障害）に近い人なのだと思います。
寂しがり屋の性格による自己愛性パーソナリティ障害のデートDV
また（おそらくラストフレンズの及川宗佑（錦戸亮の役）に見られるような）自己愛性パーソナリティ障害の人によるデートDVなどの暴力行為も、極度の寂しがり屋の性格によるもののような気がします。
自己愛性パーソナリティ障害の人はおそらく寂しさのみならず回避性パーソナリティ障害の人が選択する孤独にも耐え切れず*、結果的に寂しさを力ずくで紛らわさざるを得ないではないかと思います。
そして寂しさを力ずくで紛らわす行為がデートDVをはじめとした暴力行為につながるように思えます。
また自己愛の強い人に見られる恋人への独占欲も、それは本質的な欲求ではなく、寂しさを紛らわす必要から生じた心理（いつもそばにいて欲しい・いつも自分のことを思っていて欲しいなど）ような気がします。
*自己愛の非常に強い人間であった三島由紀夫は、生前自分を理想化して慕う取り巻きの人々と一緒でないと、怖くて一人では飲食店に入ることができなかったそうです。
※このブログは自己愛性パーソナリティ障害の方のデートDVについての考察であり、デートDVあるはその他のDV行為を行う人が、すべて自己愛性パーソナリティ障害と診断されるわけではありません。
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