2019年6月8日(土)の夢日記。
夢の内容
海外で華々しい活躍をした野茂英雄選手が帰国していた。
しかし国内の様々な制約から、日本ではプレーすることができない。
意外な内容の夢
覚えているのはこの部分だけでしたが、とても意外な内容の夢でした。
なぜなら子供の頃はともかく、現在の私は野球にほとんど関心がないためです。
そこでこの夢は、現在よりも子供の頃の私の事柄との関連性が高いのではないかと考え、その路線で自由連想を進めて行きました。
補足) 夢分析には様々な理論がありますが、私自身は経験上かなりの確率で、夢の内容と日常生活との間に何らかの関連が見られることから、このように感じました。
また今回のような夢分析の仕方は、個人的無意識のみを想定・対象とする精神分析では許容されても、集合的無意識の存在を仮定し、かつ夢をその現れと考えるユング心理学では、夢の内容から離れて分析を進めているため問題視されると考えられます。
夢分析から得られた自己洞察
中日のファンであった明確な理由が思い当たらない…
小学生の頃の私は、近所の友達と毎日野球(三角ベース)をして遊んでいるような子供でした。
そして好きな球団は中日ドラゴンズでしたが、その理由が未だにはっきりしません。
例えばJリーグが開幕してしばらくしてから横浜フリューゲルスのファンになりましたが、それにはスキルの高い選手が多いだけでなく、当時注目されていたゾーンディフェンス+プレッシングサッカーを実践していたという明確な理由がありました。
ところが中日のファンになった理由が、自分でもよく分からないのです。
父への気遣い
しかし当時の心境を可能な限り思い出して見ると、父がアンチ巨人で大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)のファンだったため、それ以外の球団ということで何となく中日を選んだことを思い出しました。
もっとも「何となく」であり、中日でなければならない理由は何もないため、父から「何で中日が好きなんだ?」と聞かれても上手く答えられず、変な奴*だと思われたことも思い出しました。
*このブログの「父親との人間関係の悩みの自己分析」カテゴリに記載していますように、私の印象では父は他人を小馬鹿にして自分が優越感を感じることで自尊感情を保つ傾向がかなりあり、その矛先は家族に対しても容赦なく向けられていました。
このブロブの自己分析の大半は2008年前後に行ったものですが、そこで想起される父親像は、母の気持ちに同調する形のネガティブなものばかりで、愛情や愛着らしきものを寄せた記憶はほとんど浮かんで来ませんでした。
しかし今回の夢分析を通して想起された父への思いは、父に気に入られるための私なりの気遣いが感じられるものでした。
したがって私にとっては大変意外なことでしたが、父親の愛情を得たいとの気持ちがそれなりにあったことを知る貴重な機会となりました。
補足) ついでに申し上げると、母親に対する同様の気持ちも、このブログの「母親との人間関係の悩みの自己分析」カテゴリに掲載されているような自己分析を集中的に行うまでは、ほとんど思い出されることがありませんでした。
何となく好きになる傾向が飽きっぽい性格の一因
また当時の私は、単に中日のブルーの帽子を被っていただけで、特に中日のことを熱心に応援していたわけでも無かったような気がします。
現在の心理カウンセリングという職域と、写真をメインとしたアーティスト活動に辿り着くまで、私は職を転々とし、またどの趣味も長続きしませんでした。
(写真も趣味で始めた当初は3年ほどで止めてしまいました)
今回の夢分析で中日を好きになった経緯を思い出したことで、この飽きっぽい性格の一因として、そもそも最初からモチベーションが不足していて、夢中になることさえない点が関係しているように思えました。