認知療法の本を読んでいて自分の不安障害の症状は100%安全の保障が得られないことから生じていることが理解できました。
100%安全の保障が得られない限り不安になる不安障害の症状:
「不安な心の癒し方-あなたの悩みを解消する7つの認知療法*」という認知療法による不安障害の治療の本を読んでいますと次のような一文がありました。
*不安障害の認知療法関連ブログ:
不安な心の癒し方-全般性不安障害・不安障害の認知療法
(不安障害や心配性の人は確率が非常に低いことに対して)
「それはあり得ることだ。だから本当に起こるだろう」
そのとおりだと思いました。
私は現在、人前で失禁してしまうのではないかという失禁恐怖症・社会不安障害の不安症状と、少し前から体重が増えてきたため肥満への不安に悩まされています。
しかし実際私は人前で失禁してしまったことは大人になってからは一度もありませんし、体重についてもダイエットの努力の甲斐あってか最近は体重が少し減ってきています。
それにもかかわらず私の不安は解消しません。
なぜなら失禁恐怖症・社会不安障害の不安症状を例にとれば、たとえ今まで人前で失禁したことがなかったとしても、そのことがこの先も人前で失禁しないという保障にはならないためです。
たとえ僅かでも失禁してしまう可能性があると思うと、不安でたまらなくなるのです…
私の失禁恐怖症・社会不安障害などの不安障害の症状は、100%安全の保障が得られないとの思いからから生じています。
しかしこの世に100%安全が保障されていることなどありません。
そのため、いつまで経っても不安がなくならない(症状が持続する)のだと思います。
認知療法でも修正できない不安な思考パターン:
認知療法によって不安を引き起こしてるこの自動思考あるいはスキーマに気づくことはできました。
しかし同じく認知療法によって100%安全の保障が得られない限り不安になってしまう思考パターンを修正しようと何度も試みましたが、今のところ目立った治療効果は得られていません。
頭では不安な予想(人前で失禁してしまう)が一度も実現したことがないことは分かっています。
しかしそれでも不安を感じてしまうのです…
不安な心の癒し方-あなたの悩みを解消する7つの認知療法@通販
不安な心の癒し方-あなたの悩みを解消する7つの認知療法は不安障害の治療に特化した認知療法の本です。
不安障害の認知療法による治療の仕方だけでなく、不安を生み出す原因となっている不安障害(特に全般性不安障害)の人に特有の思考パターンについても詳しく解説されています。
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このように認知療法で自動思考やスキーマの修正を試みても不安がいつまで経っても解消しない原因は、たとえ不安が実現したことがなかったとしても今にも不安が実現してしまうかのような恐怖体験を何度も経験していることにあるように思えます。
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