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予期不安の当たる確率の検証-不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の認知療法による治療

認知療法の「予期不安の当たる確率を検証する」ワークを行った結果、私の不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)に関する予期不安はどれも根拠のない不安であることが自己分析できました。

予期不安の当たる確率の検証-不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の認知療法による治療 目次:

予期不安の当たる確率の検証・自己分析
予期不安とは
不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の予期不安
失禁恐怖症・社会不安障害以外の予期不安
予期不安の当たる確率の検証
・不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の予期不安の当たる確率の検証
・不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)以外の予期不安の当たる確率の検証
認知療法の「予期不安の当たる確率を検証する」ワークの結果
一時的に不安症状が悪化する可能性のある「予期不安の当たる確率を検証する」ワーク

予期不安の当たる確率の検証・自己分析:

最悪の事態が起こる証拠を挙げる-不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の認知療法による治療に引き続き「不安な心の癒し方-あなたの悩みを解消する7つの認知療法*」に掲載されている「予期不安の当たる確率を検証する」ワークによる不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の自己治療を行いました。
*関連不安障害・認知療法ブログ:
不安な心の癒し方-全般性不安障害・不安障害の認知療法

予期不安とは:

予期不安とは不安を感じるような状況に直面していないときにでも「もしそのような不安な状況になったら大変なことになる」などと想像して不安になる不安障害の症状です。
予期不安は不安な状況を想像することによって生じるため、いつでも生じる可能性があり、そのため予期不安が強いと常に何らかの不安を感じるという慢性的な不安に悩まされることになります。
※狭義の意味の予期不安はパニック障害の症状(パニック発作)に対する予期的不安のみを指すようです。

不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の予期不安:

まずは最悪の事態が起こる証拠を挙げる-不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の認知療法による治療での自己治療によって克服とはいかないまでもだいぶ解消し対処できるようになってきている失禁恐怖症・社会不安障害に関する予期不安を列挙してみました。
・すぐにトイレに行けない状況に陥ると猛烈な尿意を催し、パニックを起こして失禁してしまうという予期不安
・常にトイレのことで不安になり、その結果不安に圧倒されて気が狂ってしまうという予期不安
・常にトイレのことで不安になり、その結果うつ病のようになって何もできなくなるという予期不安
・夜にトイレのことで不安になり、その結果眠れなくなる(睡眠障害になる)という予期不安
・失禁不安の辛さから心理カウンセリング夢診断・夢分析の仕事が続けられなくなるという予期不安

失禁恐怖症・社会不安障害以外の予期不安:

続いて失禁恐怖症・社会不安障害に関すること以外の不安についても列挙してみました。
・シニア産業カウンセラーの試験に一生受からないという予期不安
・お金が足りなくてシニア産業カウンセラー講座や電話相談員講座を受けられないという予期不安
オールアバウト プロファイルのサービスが始まっても心理カウンセリングや夢診断・夢分析の依頼がまったく来ないという予期不安
・突然得体の知れない不安に襲われて気が狂ってしまうという予期不安
ダイエット中にもかかわらず食欲が抑えられなくなり際限なく太り続ける(肥満になる)という予期不安
・逆にダイエットの辛さから うつ病になり、昔のように摂食障害(嘔吐恐怖症による拒食症)になるという予期不安
・仕事がなくなり生活保護の申請も受理されず餓死してしまうという経済的な予期不安
・AdSenseの広告収入がなくなってしまうという経済的な予期不安
こうして書き出してみると随分とたくさんの予期不安を感じながら生活していることが自己分析できました。

予期不安の当たる確率の検証:

続いて列挙した予期不安の当たる確率について検証しました。

不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の予期不安の当たる確率の検証

まずは不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の予期不安の当たる確率の検証です。
・すぐにトイレに行けない状況に陥ると猛烈な尿意を催し、パニックを起こして失禁してしまうという予期不安
→失禁不安からパニックになった経験は何度かあるが*、失禁してしまったことは一度もない
*失禁恐怖症・社会不安障害関連ブログ:
PTSD様のフラッシュバックに…失禁恐怖症のトラウマ体験
・常にトイレのことで不安になり、その結果不安に圧倒されて気が狂ってしまうという予期不安
→今のところ不安で気が狂ってしまったことは一度もない
・常にトイレのことで不安になり、その結果うつ病のようになって何もできなくなるという予期不安
→今のところ うつ病(うつ病性障害)の診断基準を満たすほど重症の抑うつ状態に陥ったことは一度もない
・夜にトイレのことで不安になり、その結果眠れなくなる(睡眠障害になる)という予期不安
→これまでトイレのことで不安になり眠れなくなったことは何度かあったが、一睡もできなかったことは一度もない
・失禁不安の辛さから心理カウンセリングや夢診断・夢分析の仕事が続けられなくなるという予期不安
→今のところ精神的苦痛を感じながらも何とか続けられている

不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)以外の予期不安の当たる確率の検証

続いて不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)以外の予期不安の当たる確率の検証です。
・シニア産業カウンセラーの試験に一生受からないという予期不安
→これから受験なので、まだ分からない
・お金が足りなくてシニア産業カウンセラー講座や電話相談員講座を受けられないという予期不安
→収入が増えない限り、全部の講座を受けるのは無理そう
・オールアバウト プロファイルのサービスが始まっても心理カウンセリングや夢診断・夢分析の依頼がまったく来ないという予期不安
→他の心理カウンセラーの競合相手がほとんどいないようなので、心理カウンセリングや夢診断・夢分析の依頼がまったく来ないということはないと予想される
ただしこれもまだサービスが始まっていないので憶測の域を出ない
・突然得体の知れない不安に襲われて気が狂ってしまうという予期不安
→心理状態が良くないときに何度か気が狂ってしまいそうな不安に襲われたが、実際に気が狂ってしまったことは一度もない
・ダイエット中にもかかわらず食欲が抑えられなくなり際限なく太り続ける(肥満になる)という予期不安
→ときどき食欲がかなり旺盛になることがあるのは確かだが、際限なく食欲が増し続けているということはない
むしろ徐々に体重が減ってきている
・逆にダイエットの辛さから うつ病になり、昔のように摂食障害(嘔吐恐怖症による拒食症)になるという予期不安
→今日お昼ごはんを会に弁当屋へ行ったときに行列ができていて失禁不安を感じ、その影響でいつもより食欲がなくなったが、食べ始めるといつもどおりの量の食事ができた
・仕事がなくなり生活保護の申請も受理されず餓死してしまうという経済的な予期不安
→自営業なので会社員のように毎月決まった収入がないことは確か
ただ、もし万が一仕事がなくなり再就職もできず生活に困ったときは、申請さえできれば生活保護が受けられるはずでは?
(最悪、モヤイのようなNPOの支援を受けるという手段もある)
・AdSenseの広告収入がなくなってしまうという経済的な予期不安
→確かにグーグルがAdSenseのサービスを止めたりグーグルが倒産してしまったらAdSenseの広告収入は無くなってしまう
しかし広告収入はグーグルの最大の収入源だから、グーグルがAdSenseのサービスを止める可能性は非常に低い
またネットビジネス最王手で利益が増え続けているグーグルが倒産してしまう可能性も非常に低い気がする
それにAdSenseの広告収入はこのところ増えてきている
不安を感じるどころか、むしろ喜ばしい状況では?

認知療法の「予期不安の当たる確率を検証する」ワークの結果:

以上のように認知療法の「予期不安の当たる確率を検証する」ワークを行った結果、私の予期不安は「お金が足りなくてシニア産業カウンセラー講座や電話相談員講座を受けられない」可能性を除いては、どれも想像の域を出ない根拠のない不安ばかりであることが自己分析できました。
特に失禁恐怖症・社会不安障害に関する予期不安は、どれ一つとして当たっていません。
私の失禁恐怖症・社会不安障害の不安症状は根拠のない予期不安によって引き起こされていることが改めて浮き彫りになりました。
今後は認知療法の「予期不安の当たる確率を検証する」ワークの結果を踏まえて予期不安、特に失禁恐怖症・社会不安障害に関する予期不安が生じてきたときは、それが根拠のない不安であることを自覚し、その不安を引き起こしている思考パターンをより現実的でポジティブな思考に変えていく努力をしていこうと思います。
そうすれば根拠のない予期不安は徐々に解消していくはずです。

一時的に不安症状が悪化する可能性のある「予期不安の当たる確率を検証する」ワーク:

ただ認知療法の「予期不安の当たる確率を検証する」ワークを行ってしばらくしてから急に不安症状が悪化、具体的には突然得体の知れない不安に襲われて気が狂ってしまいそうな予期不安に襲われました。
これは認知療法の「予期不安の当たる確率を検証する」ワークをとおして一度にすべての予期不安に直面したため精神的に耐えられなくなったためではないかと思われます。
特に「得体の知れない不安に襲われて気が狂ってしまいそうな予期不安」は過去に離人症のような症状(現実感覚喪失)*に襲われたときに体験したものですので、そのときの恐怖体験が蘇ってきたのかもしれません。
*離人感・現実感覚喪失の治療関連ブログ:
統合失調症の幻覚・離人感を疑似体験
現実感覚喪失に有効な傾聴
幸い不安症状はまもなく解消しましたが、私のような不安症状を引き起こさないためにも、認知療法の「予期不安の当たる確率を検証する」ワークを行う際には、一度にすべての予期不安を自覚しないようにされた方が賢明かもしれません。
不安な心の癒し方-あなたの悩みを解消する7つの認知療法@通販
不安障害の治療に特化した認知療法の本です。
不安障害の認知療法による治療の仕方だけでなく、不安を生み出す原因となっている不安障害(特に全般性不安障害)の人に特有の思考パターンについても詳しく解説されています。
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「予期不安の当たる確率を検証する」ワークに続いて同じく「不安な心の癒し方-あなたの悩みを解消する7つの認知療法」に掲載されている「予期不安の客観的に見直す」ワークを行いました。
不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)自己治療関連ブログ:
予期不安の客観視-不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の認知療法による治療
また「予期不安の当たる確率を検証する」ワークを行った際に一時的に生じた「得体の知れない不安に襲われて気が狂ってしまいそうな予期不安」から統合失調症の治療に関する洞察を得ました。
統合失調症の治療関連ブログ:
統合失調症の幻覚症状へのユング心理学の治療効果

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