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予期不安の強さが不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の症状悪化の原因

認知療法の本で不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の症状の自己治療を行う中で、不安の中心は予期不安であり、それは実際の不安な状況で感じられる不安よりも強いことが自己洞察できました。

予期不安の強さが不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の症状悪化の原因 目次:

予期不安の強さが不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の症状悪化の原因
予期不安とは
実際の不安な状況で感じられる不安よりも強い予期不安
予期不安の克服(解消)・対処が不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の治療の中心

予期不安の強さが不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の症状悪化の原因:

不安な出来事の起きる確率-認知療法による不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の治療および不安な出来事の結果-認知療法による不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の治療では、認知療法による不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の自己治療は思ったような効果を挙げませんでした。
しかし認知療法による自己治療のプロセスの中で、このところ失禁不安を強く感じてもおかしくない状況でもさほど失禁不安を感じなかったことが自覚され、それにもかかわらず不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の症状が悪化しているように感じられたのは予期不安の強さが原因であることが自己分析できました。

予期不安とは:

予期不安とは不安を感じるような状況に直面していないときにでも「もしそのような不安な状況になったら大変なことになる」などと想像して不安になる不安障害の症状です。
予期不安は不安な状況を想像することによって生じるため、いつでも生じる可能性があり、そのため予期不安が強いと常に何らかの不安を感じるという慢性的な不安に悩まされることになります。
※狭義の意味の予期不安はパニック障害の症状(パニック発作)に対する予期的不安のみを指すようです。

実際の不安な状況で感じられる不安よりも強い予期不安:

私の不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の症状は、人前ですぐにはトイレに行けない状況に直面してもそれほど強い失禁不安を感じないようになっていたため改善してきていると言えそうです。
しかしそれ以外のときに「もしこの後、人前で失禁してしまったらどうしよう」と想像して不安になる予期不安の症状が条件反射的に生じていたため、不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の症状がどんどん悪化しているように感じられたのでした。
冷静に振り返ってみますと「もしこの後、人前で失禁してしまったらどうしよう」と想像して不安になる予期不安の症状が生じた後に実際にその不安な状況に遭遇しますと、不思議なことに想像していたほど不安を感じなかったということが何度もありました。
つまり実際に失禁不安を感じてもおかしくない状況で感じる不安よりも、その前に感じる予期不安の方が不安の強さが大きかったのです。

予期不安の克服(解消)・対処が不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の治療の中心:

その意味で私の不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の治療の中心は予期不安の克服(解消)であるように思えます。
とはいえ予期不安は条件反射的に生じ、これは過去に何度も人前で失禁してしまいそうになった恐怖体験がトラウマ(心的外傷)化し脳の条件反射*によって引き起こされているように思えるため、予期不安を完全に克服(解消)することは容易なことではなく、したがって予期不安に対してどのように対処するのかが、今後の私の不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の治療の中心になるような気がしました。
*関連不安障害治療ブログ:
不安障害の症状は脳の条件反射
そして治療目標が明確化されたことで希望が感じられたのか、それまで感じていた不安が減り気持ちが少し楽になりました☆
予期不安の解消・克服・治療・症状・対処 解説本
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そこで不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の予期不安に対処すべく「不安な心の癒し方-あなたの悩みを解消する7つの認知療法*」という認知療法の本の「不安な出来事の良い結果の物語を考える」という治療方法を試してみました。
関連不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)自己治療ブログ:
不安な出来事の良い結果の物語を考える-認知療法による不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の治療
*関連不安障害・認知療法ブログ:
不安な心の癒し方-全般性不安障害・不安障害の認知療法

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