先日、NHKのドキュメント72時間「ニューヨーク コインランドリー劇場」という番組のアンコール放送を見ました。
番組に同性婚をしたある男性が登場し、その方からパートナーとお互いに「旦那」と呼び合っていることを聞いて番組制作者が「え?お互いにですか?」と驚いていました。
実は私も同感でした。一人が旦那なら、もう一人は奥さんになるはずでは?と思ったからです。
しかし後から振り返ると、この私の考えは結婚というものは一人が夫の役割を、もう一人が妻の役割を担うことを前提とした制度であると考えていたことになります。
私はこれまで、自分はそのような性役割に疑問を感じている人間だと思っていましたで、その私が結婚に関する性役割の存在を実は当然視していたと知り、少なからずショックを受けました…
ポストフロイディアンと呼ばれる、フロイト以降の精神分析家の間では「人間の心はどんなに分析しても分析され尽くすことは決してない」と言われているそうですが、まったくそのとおりだと思います。
ちなみにアメリカは少し前にすべての州で同性婚が認められるようになったそうです↓
「同性婚は合憲」アメリカ、全ての州で合法に ホワイトハウスもレインボーに染まる|ハフポスト日本版