認知療法の本の「不安に対するメタ認知の質問表」という質問表で不安に対する認知傾向をチェックしたところ、不安への恐怖心と自意識過剰・自己愛傾向が非常に強いことが分かりました。
不安の分野をチェックする不安の分野に関する質問表:
不安の分野に関する質問表-全般性不安障害チェックで自分の不安を感じる分野をチェックした後、引き続き「不安な心の癒し方-あなたの悩みを解消する7つの認知療法*」という認知療法の本に掲載されている不安に対するメタ認知の質問表というチェック表を使って、自分が不安に対してどのような認知の仕方をしているのかチェックしてみました。
*不安障害・全般性不安障害・認知療法関連ブログ:
不安な心の癒し方-全般性不安障害・不安障害の認知療法
不安に対するメタ認知の質問表の実施:
不安に対するメタ認知の質問表では、それぞれのチェック項目(考え方)に対して
1点 賛同しない
2点 少し賛同
3点 どちらかというと賛同
4点 非常に賛同
と評価していきます。
※不安に対するメタ認知の質問表の具体的なチェック項目については「不安な心の癒し方-あなたの悩みを解消する7つの認知療法」をご覧ください。
不安に対するメタ認知の質問表の実施結果:
不安に対するメタ認知の質問表を実施した、不安に対する認知の仕方の結果(傾向)は次のとおりでした。
不安に関する前向きな考え(不安は役に立つ) 6点
不安は制御不能で危険(不安への恐怖心) 21点
不安を認識する自信(不安への過敏性) 9点
不安を抑える必要性 11点
自意識に対する認識(自意識過剰・自己愛傾向) 19点
不安の合計点 39点
不安への恐怖心の強さと自意識過剰・自己愛傾向:
不安に対するメタ認知の質問表を実施した結果、私は不安への恐怖心と自意識過剰・自己愛傾向が非常に強いことが分かりました。
「不安への恐怖心」が強いのは現在私が不安障害の中の恐怖症の一つである失禁恐怖症の症状に悩まされていることが原因と思われます。
また自意識過剰・自己愛傾向が強いのは私がユング心理学のタイプ論で言えば内向タイプ(関心がもっぱら自分自身に向けられる性格傾向)、精神分析の人格タイプで言えば自己愛性人格であることが原因と思われます。
不安な心の癒し方-あなたの悩みを解消する7つの認知療法@通販
「不安な心の癒し方-あなたの悩みを解消する7つの認知療法」は不安障害、特に全般性不安障害と呼ばれる慢性的な不安症状を特徴とする精神疾患(心の病)の認知療法による治療に特化した本です。
そのため全般性不安障害や他の不安障害(パニック障害・恐怖症・PTSD(心的外傷後ストレス障害)・社会不安障害など)の症状や全般性不安障害・不安障害の方に特有の思考パターンについて非常に詳しく解説されており、またこのブログにあるような不安についてのチェック表が数多く掲載されています。
さらに認知療法による不安障害の治療についても、単に認知の仕方を修正する方法だけなく、不安障害の治療に有効な複数の認知療法について詳しく掲載されています。
不安障害の治療についてこれだけ多くの情報が掲載されていながら2,200円というのは良心的な価格だと思います。
「不安な心の癒し方-あなたの悩みを解消する7つの認知療法」は全般性不安障害をはじめとした不安障害に苦しんでおられる方、特に抗不安薬・抗うつ薬などの薬による治療では効果の思わしくなかった方にお勧めの一冊です。
全般性不安障害(GAD)の診断基準(チェック方法)・症状・治療・克服・原因 解説本
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「不安に対するメタ認知の質問表」に続いて、同じく「不安な心の癒し方-あなたの悩みを解消する7つの認知療法」に掲載されている、不確実な状況への許容度を調べる「不確実な点に対する非寛容の等級表」にトライしてみました。
全般性不安障害・不安障害・認知療法関連ブログ:
不確実な状況への耐性チェック-全般性不安障害