認知療法の「不安な出来事の良い結果の物語を考える」ワークを行った結果、不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の症状が一時的に大きく軽減しました。
不安な出来事の良い結果の物語を考える-認知療法による不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の治療 目次:
認知療法による不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の治療の中心は予期不安の克服(解消)
失禁恐怖症・社会不安障害に関する不安な出来事の良い結果の物語1
失禁恐怖症・社会不安障害に関する不安な出来事の良い結果の物語2
失禁恐怖症・社会不安障害に関する不安な出来事の良い結果の物語3
失禁恐怖症・社会不安障害に関する不安な出来事の良い結果の物語を作った効果
不安や心配ばかりで楽しみを忘れていた日常
認知療法による不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の治療の中心は予期不安の克服(解消):
不安な出来事の結果-認知療法による認知療法による不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の治療での自己治療の際に、自分の不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の症状の多くが予期不安*であり、したがって認知療法による不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の治療の中心は予期不安の克服(解消)であることが分かりました。
*関連不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)治療ブログ:
予期不安の強さが不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の症状悪化の原因
そこで不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の予期不安に対処すべく「不安な心の癒し方-あなたの悩みを解消する7つの認知療法*」という認知療法の本の「不安な出来事の良い結果の物語を考える」という治療方法を試してみました。
*関連不安障害・認知療法ブログ:
不安な心の癒し方-全般性不安障害・不安障害の認知療法
失禁恐怖症・社会不安障害に関する不安な出来事の良い結果の物語1:
お腹が空いてきたのでいつもの弁当屋(上州屋)にお弁当を買いに行く。この弁当屋は決まったおかずではなく、十種類以上あるお惣菜の中から好きなお惣菜を選んでそれにご飯をつけてくれるので健康志向*の私はいつも魚と野菜中心のおかずにする。
昼時のためか行列ができている。待っている間、今日はどのお惣菜にしようかと品定めする。
*関連ブログ:健康食品ブログ
失禁恐怖症・社会不安障害に関する不安な出来事の良い結果の物語2:
今日もスターバックスで仕事*。そろそろ閉店時間なので帰り支度をする。適度な疲れと「今日も良いカウンセリングができた」という充実感を感じる。
*いつもスターバックスで新宿のカフェでの心理カウンセリングやメールカウンセリング・このブログを含めたブログの記事作成などをしています。
失禁恐怖症・社会不安障害に関する不安な出来事の良い結果の物語3:
スターバックスで仕事を終えた後は、成城石井かボンラスパイユでタイムセールで安くなる玄米弁当などの健康弁当を買って帰るが私の日課だ。
魚入りの玄米弁当を買って家路に着く。
失禁恐怖症・社会不安障害に関する不安な出来事の良い結果の物語を作った効果:
上述の失禁恐怖症・社会不安障害に関する3つの不安な出来事の良い結果の物語を作った結果、失禁恐怖症・社会不安障害の症状(人前でトイレを我慢できずに失禁してしまうのではないかという不安)が一時的にですが大きく軽減しました。
いずれの物語も何気ない日常のようですが、これまで私が考えたり感じたりしていたこととは大きく異なります。
これまでの私は弁当屋へ行こうとすると「もし行列ができていたらどうしよう」と不安になり、弁当屋で行列ができていると「トイレを我慢できずに失禁してしまうかもしれない」と不安になっていました。
またカウンセリングの仕事が上手くいっても、充実感を感じるよりも「失禁不安を感じながらトイレを我慢するのが大変だった」という記憶だけが残りました。
さらに夕食を買いに行く際にも「もしレジに並んでいるときに急にトイレに行きたくなったらどうしよう」と失禁不安が頭をよぎりました。
不安や心配ばかりで楽しみを忘れていた日常:
これまでの私の日常を振り返ってみますと常にトイレへの不安が頭にあるため、心配ばかりして楽しみを感じることがほとんどありませんでした。
私の日常の認知は「不安や恐怖を感じる大変なとき」と「不安や恐怖を感じない『大丈夫な』とき」に大別され「楽しいとき」というものが存在しませんでした。
今回の認知療法の「不安な出来事の良い結果の物語を考える」ワークを行った結果、普段の私は不安や心配事ばかりに意識を向け、人生を楽しむことを忘れていたことに気づかされました。
そして普段感じている不安な出来事の「良い結果を想像する」ことは、不安を解消とまではいかないまでも軽減することに大きな効果があることにも気づかされました。
※人生のポジティブな面に目を向ける効果は「オプティミストはなぜ成功するか」という認知療法・論理療法の本でも強調されています。
関連認知療法・論理療法ブログ:
オプティミストはなぜ成功するか-ネガティブ思考の改善に
また今回の認知療法のワークはナラティブセラピーという心理療法のオルタナティブストーリーを作るワーク*に似ていると感じられました。
*それまでの不安や心配に満ちた人生の物語を希望に満ちた物語に作り変えるワーク
不安な心の癒し方-あなたの悩みを解消する7つの認知療法@通販
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不安障害の認知療法による治療の仕方だけでなく、不安を生み出す原因となっている不安障害(特に全般性不安障害)の人に特有の思考パターンについても詳しく解説されています。
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「不安な出来事の良い結果の物語を考える」ワークに続いて同じく「不安な心の癒し方-あなたの悩みを解消する7つの認知療法」に掲載されている「本当に悪いことが起こる証拠を挙げる」ワークを行いました。
関連不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)自己治療ブログ:
最悪の事態が起こる証拠を挙げる-不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の認知療法による治療