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6.心理学・心理療法

  • 2021年9月5日
  • 2024年2月15日
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カウンセリングが長期化する要因の分析

要約:巷のカウンセリング・サービスのほとんどが複数回のセッションを前提としており、場合によっては数10回に及ぶケースも少なくない状況について、その要因を当カウンセリングルーム「心理カウンセリングの部屋」の特徴と比較しつつ考察。 今回は「カウンセリングの回数・期間について」の最後で […]

  • 2020年9月20日
  • 2021年10月21日
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「クライアントが良くなるためには、一次的に症状が悪化する必要がある」との仮説を安易に信じるのは危険

要約:特に分析的なセラピーの間で伝わる「自身の心と向き合うセラピーでは、一時的にせよ精神が不安定になるため、その間に症状が悪化することはよくある」旨の仮説を安易に信じることは、クライアントの苦悩を過小評価してしまう危険性があると考えられる。 クライアントの回復に、一時的な症状の悪 […]

  • 2019年7月6日
  • 2021年10月22日
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問題の要因の分析はセッションの最初に行うべき非常に重要なアセスメント項目~カウンセリングの効果を高める手法1

要約:カウンセリングの効果を高める手法その1として、『ケースの見方・考え方:精神分析的ケースフォーミュレーション』などを参考に、できるだけ早い段階でカウンセリングの手法では解決が困難な要因の有無をアセスメントする必要性を取り上げた。 今回から折に触れて、私なりに考えているカウンセ […]

  • 2019年4月9日
  • 2021年11月11日
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トラウマの内容を表出させるような心理的介入が逆効果になってしまったケースの考察

エビデンスを軽視したために起きてしまった痛ましい事例 先日紹介し、また4月14日(日)のエビデンスに関するセミナーでも使用予定の『心理職のためのエビデンス・ベイスト・プラクティス』の中に、非常に気になる記述がありました。 それは東日本大震災の被災児童への心理的介入が、かえって症状 […]

  • 2019年3月12日
  • 2021年11月11日
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心理臨床におけるEBP(エビデンス・ベイスト・プラクティス)の概念の特徴

以前に記事にした原田隆之著『心理職のためのエビデンス・ベイスト・プラクティス入門』に、エビデンスに関するとても重要な記述が掲載されていましたので、紹介させていただきます。 心理臨床におけるEBP(エビデンス・ベイスト・プラクティス)の定義 心理学におけるエビデンスに基づく実践とは […]

  • 2019年2月18日
  • 2021年10月21日
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原田隆之著『心理職のためのエビデンス・ベイスト・プラクティス入門』~エビデンスの調査方法やデータへのアクセス方法を詳述

今回紹介するセラピスト向けの本は、原田隆之著『心理職のためのエビデンス・ベイスト・プラクティス入門』です。 少し前にミック・クーパー著『エビデンスにもとづくカウンセリング効果の研究』の紹介記事を書きましたが、本書はamazonによれば、そのクーパー氏の著書と同時に購入されている方 […]

  • 2019年2月16日
  • 2021年10月21日
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エイミー・ミンデル著『メタスキル―心理療法の鍵を握るセラピストの姿勢』

前回の記事「ミック・クーパー著『エビデンスにもとづくカウンセリング効果の研究』〜個々の心理療法のエビデンスだけでは不十分なことを提示」の記事で、あくまで推定値ではありますがカウンセリングの効果に影響を与える因子のデータを引用しました。 そのデータによれば、技法(心理療法)の違いよ […]

  • 2019年2月3日
  • 2021年10月21日
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ミック・クーパー著『エビデンスにもとづくカウンセリング効果の研究』〜個々の心理療法のエビデンスだけでは不十分なことを提示

要約:ミック・クーパー著『エビデンスにもとづくカウンセリング効果の研究』は、個々の心理療法のみならず、ランバートの研究データを援用しつつセラピーの要素全体を視野に入れた、エビデンスの研究成果をまとめた画期的な本である。 今回の記事は心理職、特にエビデンスに関心があるセラピストの方 […]

  • 2019年1月30日
  • 2021年10月21日
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心理療法家は自身が打ち立てた理論そのままの人物のことが多い〜コフートを例に

要約:自己愛の研究で精神分析その他に多大な貢献をしたハインツ・コフート。しかし後世の研究者により明らかにされたように、実は本人もその理論をそのまま体現するような人物であったようだ。 少し前に「個人の心理が普遍性を有するという人間の心の不思議〜エディプス・コンプレックスを例に」とい […]

  • 2017年11月10日
  • 2021年11月11日
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「罪悪感」と「恥」の違い

「罪悪感」という感覚が、しばしば本来の意味とは異なった使われ方をしているようですので、感じている内容による区別ではなく、本来の意味である「それに対する批判がどこから生じているのか」による区別について解説しました。