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自由連想法による自己分析・自己治療のテーマとした症状:

前回の夢分析(恐ろしい母親はもう存在しない-自由連想法による夢分析・治療188回)で想起された優しい母親のイメージへの嫌悪感とも混乱ともとれる感情

自由連想法による自己分析・自己治療:

優しい母親のイメージへの嫌悪感
以前の自己分析・自己治療や夢分析での洞察
・母親の笑顔へのゾッとするような恐怖
・迎えに来た母親を見た瞬間恐怖に駆られ、その場にうずくまり嘔吐してしまう
(関連ブログ:溺愛の恐怖から嘔吐恐怖症に-自由連想法による夢分析95回目
(もう一度前回の夢分析での優しい母親のイメージを思い浮かべてみる)
一見祖母への気遣いを見せながら、本当は「蚊帳の外に置かれた私を気遣って欲しい」「可哀想だと思わないの」と言われているような気がした
その無意識のメッセージへの嫌悪感だったのか
どんなことでも「自分への期待や要求」と受け止めてしまう自己愛障害の心理
しかしこと母親に関しては、それが100%幻想に過ぎないとはとても思えない
どこかで期待しているとしか思えない
もちろん母親以外の人からも、多少なりとも期待や要求を感じてしまう
あらゆる人が自分に何か働きかけたり、反対に影響を受けたりしているとしか思えない
究極の自己愛障害
だから見ず知らずの他人の反応に、いちいち傷ついてしまう
少しでもネガティブな表情を見て取ると、それが自分への反応だと思えてしまう
自己分析・自己治療でもう何度も洞察されてきた自己愛障害の病理
しかし未だに治らない、未だに相手からの目に見えぬ恐怖に耐え続けている
一時も気が休まる暇がない
もしかしたら自己愛障害とは完治することはない病気なのか?
だとしたら自己愛障害を受け入れるしかないのか?
失禁恐怖症の完治を諦め、予期不安が強いときは紙オムツをすることにしたときように
(関連ブログ:紙オムツで失禁恐怖症克服
自己心理学的アプローチ(徹底した傾聴)による自己愛性パーソナリティ障害の治療からの知見によれば、社会生活に適応できるようになるまでに最低でも2~3年はかかるらしい
であれば完治など、そのまた先の話
若い頃は自己愛性パーソナリティ障害あるいは回避性パーソナリティ障害と診断されてもおかしくないほど重症の自己愛障害だった
それに比べたらずいぶんマシになった
昔は自己愛障害に気づくことさえなく、被害妄想に駆られ他人を恨むことが多かった
今は反対に自分の自己愛障害に嫌というほど気づかされ、そのことでかえって苦痛や恐怖を感じることが多くなった
だから(重症の自己愛障害だった頃に比べて)楽になったという気はしない
毎日のように不安や恐怖に襲われている
しかし自己分析・自己治療を始めた頃に比べるとパニックになりそうな頻度は遥かに少なくなり、不安や恐怖に襲われても立ち直りが格段に早くなった
そうか、そう考えると確実に治癒はしているのか、なかなか実感は難しいけど

自由連想法による自己分析・自己治療からの洞察

自己愛性パーソナリティ障害→自己愛障害

自由連想法による自己分析・自己治療の中で、未だに消えることのない自己愛障害の症状への苦痛が語られ、しかし若い頃は自己愛性パーソナリティ障害あるいは回避性パーソナリティ障害と呼べるようなより重症の自己愛障害だったことが考察されるにおよび、確実に治癒に向かっていることが実感されました。
自己愛性パーソナリティ障害 治療・診断ガイド

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